クラシックの小ネタ1 業界用語 | iPhone De Blog

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iPhone3GSからiPhoneユーザのLEONがiPhoneやAndroidなどを中心にしたデジタル系ガジェット、IT関連ネタ、趣味のコントラバスやチェロを中心としたクラシックネタ、2022年から始めた自家焙煎に関する話や日常の話まで幅広く書いてます。

僕はプロでは無いけど、クラシック業界は数十年居るので、難しい話だけでは無く、思いつくまま、ちょっとコネタも書いてみようかな。


クラシックの業界はいわゆるミュージシャン業界なので、やっぱり業界用語的な物が存在する。


何だかクラシックの演奏家はハイソな言葉を使ってそうだが、それも人によるし、殆ど普通かそれ以下(笑)

ヴァイオリンの場合は、大抵は育ちが良い人が多いので、業界用語的なものを使わない人も多いが、それ以外の楽器、特に管楽器や弦でもベース等、低い方やピアノの場合、楽器がポップス系の世界とラップしている関係か、普通にジャズミュージシャンが使ってる様な言葉を使ってたりして、どうもそれが広まった感じがする。

但し、ピアノでもクラシック系のピアノの場合は、これも育ちが良い人が多いので、そう言う下品な言葉は使わない(笑)


逆さ言葉も良く使い「ギャラ」=「ラーギャ」「タクシー」=「シータク」「ビール」=「ルービ」と言う感じで、これは臨機応変。


基本はリズムが良ければ何でもひっくり返すので、名前までひっくり返す場合がある(笑)「古賀チャン」=「チャン古賀」とかはまだ良いとして、「シゲチャン」とか元々略称なのに「チャンシゲ」とかになると一体誰だよ?って感じになる。


これ以外、数字を音名(ドイツ語)読みするってのがある。


これに関しては、英語読みの業界とドイツ語読みの業界がある様で、クラシックはドイツ語読みだが、それ以外の音楽業界では英語読みをする人達も居る様だ。


ドイツ語読みの場合、音階のドレミファソラシ(CDEFGAH)はツエー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハーとなり、それが1234567となるので、例えば、「ツェー万ゲー千(円)」と言えば1万5千円となる。


只、それでも、CDEFGまでで、ラ(A)「アー千(6千)」やシ(H/B)「ハー千(7千)」とかはあまり聞かないし、普通に「7千円」とか言ったりする。
理由は良く分からないが、多分、二つは聞き違いやすいから。かもしれないのと6、7と言う半端な数字があまり無いからかもしれない。


これが英語読みの業界だと、E(イー)で、A(エー)だから、ドイツ語のE(エー)、A(アー)と紛らわしい(笑)


又、ドイツ語の場合、B(ベー)はシ♭で、シ♮はH(ハー)だが、英語読みはB(ビー)がシとなるのでこれ又紛らわしい。


実際は無いのかもしれないが、今日の「ラーギャはエー万」と聞いて張り切って行ったら、クラシック系だったので、6万では無く3万だったとか言う笑い話の類になる。


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