こんにちは！
立体美容外科です
本日は
頬骨手術にあたってよくある質問
【頬骨手術の際に剥離が及ぼす影響】についてお話したいと思います。
“一体、手術において剥離の範囲はどこまでなのか？”
“なぜ剥離をするんですか？”
“剥離の範囲と頬の垂れって関係あるんですか？”
“剥離の範囲はどれくらいになりますか？”
など
特に剥離について質問される方が多いです。
剥離(dissection)とは？
手術範囲を決める過程
鼻や目、豊胸手術の際にも
剥離で手術の範囲を決めます。
なぜ輪郭手術を受ける患者は剥離によるたるみを心配する人が多いのか？
鼻手術もそうだし、豊胸も剥離をするのに
鼻と豊胸を受ける方でたるみを心配する方はいないですよね。
その理由は、ボリュームを増やすか縮小するかによる！
鼻手術の場合、プロテーゼ挿入や鼻先の軟骨移植するなど
剥離をした後その剥離の範囲よりも大きいプロテーゼの挿入や軟骨移植が行われます。
豊胸の手術も同じく
剥離範囲よりも大きいプロテーゼが入るので皮膚のたるみが抑えられます。
しかし輪郭手術はそれとは逆！
輪郭手術はボリュームを縮小する手術です。
頬骨の縮小、顎の短縮などサイズを縮小するので
頬の垂れ、皮膚のたるみは避けられないです
この写真をご覧ください。
空気が抜けてシワシワ状態の風船と
空気でいっぱいに膨らんだ風船です。
私たちの顔も風船の原理と一緒です。
もちろん空気の抜けた風船ほどシワシワにはならないですけど
サイズが縮まったらシワシワの風船のように余った皮膚が出来てしまいます
それでは、頬の垂れを抑えられる方法は？
1つ目、剥離の範囲を最小限にする！
剥離の範囲が大きければ
皮膚のたるみが避けられないのは当然です。
イメージを見ながら説明します。
赤く表示した部分が３D頬骨手術の際に最小限に剥離する部分です。
口腔内からのアプローチなので
歯骨の上も剥離して削る骨の部分も剥離して
固定ピンが入る部分も剥離しないといけないです。
もちろん剥離の範囲が広いと手術が楽なので固定などの操作がやりやすくなりますが
頬の垂れを抑えるためには剝離を赤い部分だけ最小限にして進めております
2つ目、230度頬骨手術の剥離範囲
青い部分が230度頬骨手術の剥離範囲です。
たまに
230度頬骨手術法は骨をシェービングするから
剥離の範囲は広くないかと質問されますが
そこまで広い範囲を剥離しません。
剥離範囲を広げるとシェービングする範囲も広くなると思いがちですが
その範囲を広げるからといって顔が小さくなったり
シェービングがもっとたくさんできるわけでもないので
シェービングする部分だけを剥離して行っております。
そ・し・て
骨をシェービングするから弛みやすくなるというふうには
思わないでください。
このイメージをご覧ください。
230度＆3D頬骨手術の剥離範囲の違い
３D頬骨手術の場合、
口腔内からアプローチするので剥離範囲が広いです。
それに比べると230度頬骨手術のほうが剥離範囲が小さいです。
口腔内からのアプローチではないので
靭帯や他の筋肉の切除がないため
３D頬骨手術よりも頬が弛むリスクも少ないです。
そして患者さんが心配していること！
“頭皮からのアプローチだと弛みやすくなりませんか？”
そういうのは絶対ないと説明します
その理由は、剥離範囲を最小限にして固定もしっかりして
骨も正確に癒合されるのであれば
たるみはそこまで感じない程度であるからです。
もちろん、頬の脂肪が多かったり、皮膚の弾力がない場合は
頬の垂れを感じやすい方もいます。
とある院長は頬骨手術を受けると頬の垂れは避けられないとおっしゃる方もいれば
とある院長はたるみは生じないとおっしゃる方もいますが
頬の垂れは患者のケースによって違う！
立体美容外科では
正確に診断して適した手術法で剥離範囲を最小限にして
無駄な剥離をしないのであれば
たるみをそこまで大きく感じないと説明します
頬骨手術は特に正確に手術されてこそ頬のたるみを抑えられる手術なのです。
230度は頭皮からのアプローチだから頬の垂れが生じやすいとか
口腔内からのアプローチなので頬の垂れが生じやすいとかの問題ではございません。
自分に適した手術をするために
患者さんのお顔を直接拝見して皮膚弾力などをチェックして十分な相談を行ないますと
頬の垂れなどある程度は予想が出来ますので
それに合わせたプランを立てて手術に臨まれることをお勧めします。
そ・し・て
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