故人を偲ぶ | 『拝啓、夫が捕まりました。』でんどうし奮闘記

『拝啓、夫が捕まりました。』でんどうし奮闘記

鬱で元被害者の妻とつかまった夫の奮闘記。

こんにちわ。

今日はちょっと個人的な話をしたいと思います。

昨日私はある人のお別れ会に行ってきました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが

鶴ひろみさんという声優さんの送る会というものに

行ってきました。アニメ『アンパンマン』や『ドラゴンボール』などの

声をあてられていて、ドキンちゃんやブルマといえば

解って頂ける方も多いのかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は鶴さんに直接お会いしたこともなければ

実は亡くなるまで、お恥ずかしながらお名前も

きちんと存じ上げていませんでした。

ただドキンちゃん、ブルマの人だ、ぐらいにしか。

ただ、私はドキンちゃんが初登場した時も

鮮明に覚えているし、ブルマの声を聞いて育ったことは

まぎれもない事実で。そういう人の送る会であれば

足を運んでも良いのではと思い、

たまたま向かう友人にも声をかけてもらったこともあって

送る会に行くことが出来ました。

もしかしたら、私だけだったら途中で引き返していたかも

しれません。

私なんかが、と思ってしまったらきっと足を止めていた

ことでしょう。声をかけてくれた友人は

オレンジロードという作品の世代の友人で

私よりも少し年上なので彼のほうがより鶴さんの

ことを悼んでいたと思われます。

でもきっと、亡くなった人を想う気持ちになんて

差は無いんじゃないかとも思っていて。

それはお家で偲ぼうが、送る会に行こうが

変わりは無いのではないかなと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉が、とてもまとまらないのですが

今は、とてもとても悲しい。

今だけだって、悲しんでもいいんじゃないかなって。

もし自分が死んで、誰かに偲んでもらえたら

これほど嬉しいことは無い。

誰かの心に残る人であるように、

有名になんてなれなくていいから

ただただそうありたいとも思えた日でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しくて、顔が上げられなかったけど

昨日はとても天気が良くて。

本当に、雲ひとつ無い青空が広がっていて。

この雲ひとつ無い空なら

鶴さんが、自分の為に集まってくれた人の顔が

ちゃんと見えたんじゃないなって。

そう思えたら、少し、ほんの少しだけ、気持ちが落ち着きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が亡くなったって悲しい。

どんなに悪い人でも、どんなに有名な人でも。

亡くなったら悲しい。

私も死ぬ最後の瞬間まで、表現者でいようと

鶴さんの墓前で誓いました。

漫画家になれなくてもいい。

表現者ではいよう。

絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は私の独り言に付き合って頂いてありがとうございました。

もし初見で、鶴さんの送る会の様子を

写真で知りたいという方は、すみません、

とても撮影ができない気持ちだったので

ツイッターなどでだいぶ写真が上がっていますので

そちらに行って頂けると幸いです。

私が撮れたのは昨日の青空だけです。

何も上がっていないのは寂しいかもしれないから

それだけ残しておきますね。

この空を忘れたくないから。

今日はありがとう、ごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鶴さん、お疲れさまでした。

本当にありがとう。

さようなら。

ゆっくり、休んで下さいね。