僕は昔から巨人フアンである。
なにしろ、巨人戦しか放送しない時代に育った。
だから、地元の後楽園球場はもちろん地方球場へいっても巨人フアンばかりだった。
放送局は巨人戦以外を放送しても視聴率が稼げないから必然的に巨人戦を放送したがった。
巨人は人気であり、有り余るお金があったから、有名選手はみな巨人が獲得していった。
そして、驚異の日本一9連覇を達成する。
そこで登場したのがドラフトである。
巨人以外でも有名選手を獲得できるようにした。
結果、気がついてみれば、閑散としていたパリーグ球場でも満員になる時代になって、ドラフトはある意味成功した。
そして、常勝巨人以外でも優勝するようになった。
巨人フアンとしてはさみしいものがあるが、球界発展のためには仕方がない。
昨日、その巨人が久々に2連勝した。
よく眠れた。
それが、その前は6連敗である。
毎日毎日負け続けるとフアンとしてもナイターが終わってまもなく寝る時間帯になるが、なかなか寝付けないのである。
特に勝利目前でストッパーが打たれて逆転負けした試合はフアンとしてもショックであった。
眠りに影響する。
そんな暗い感じを吹き飛ばしてもらおうと頼ったのが大谷選手である。
しかしこれまた6月は調子が良いはずが、一時不調であった。
参ったねえ。
しかし、巨人も大谷選手も復活のきざしである。
明るい話題である。
そんなフアン心理に振り回されるのは僕も情けない。
そこで、負けてもいい試合であれば良いとすることにした。
巨人が負けると、すぐにチャンネルを切ったものだが、今はライバルチームのヒーローインタビューを見てライバルチームの喜びも我が喜びとするように努力している。
フアン心理って大変だねえ。