僕の現代史(家電メーカー大活躍) | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

ブログの説明を入力します。

昭和45年(1970年)

僕は26歳。


1月1日

早川電機がシャープに社名変更。

電機業界は破竹の勢いであった。


ソニーが10万円を切る電卓を発表。

信じられない安さであった。

だがそれから45年、現在では信じられない高額である。


それからも電気業界は発売時は高いがしばらくすると

誰でも手に入る価格になる大量生産の繰り返しで発展してきた。


その繰り返しに耐えられなくなったのが

今現在のシャープであり、高級化が失敗した。


韓国のサムスンにやられた日本の家電業界。

だがサムスンも中国に追い落とされようとしている。


まことに厳しい資本主義の世界。

これに挑んできたのが修正社会主義の中国である。


中国のことは次の機会にするとして、

日本の家電業界が全部が負け始めたとき

いち早く収益体制を取り戻したのが日立である。



カラーテレビの薄型が売れているときにカラーテレビの

生産から撤退したその先見の明はすごい。


自分のところで作らずにOIM供給といって他社で作ってもらい

日立で販売する。


それに対してシャープは亀山に膨大な設備投資をして

今では苦しんでいる。


経営者の決断はまことに厳しいものがある。



そんなこととは知らず昭和45年当時の家電業界は

いけいけどんどんであった。


だがパナソニックなどの現在の復活を見ていると、

企業の苦難に見舞われた時の対応に差が出るのは

松下幸之助が言っていた経営力の差なのかもしれない。



我々も日々反省し謙虚に前を向いていきたい。