人生の師 その17(さまよう家具屋) | 吹けば飛ぶよな家具屋のおやじ

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そして、平成17年となった。

当店のインターネット事業部は好調であった。

私はインターネットとともに店のほうも業態化を研究していた。


家具店は昔のようにわくわく感がなくなっていた。

もう一度、お客さんに喜んでもらう業態にしたいと

思っていた。


おりしも山本先生からメガマックスセミナーの

案内をいただいた。


4月7日、東京駅銀の鈴前に集合。

15社、22名の参加であった。


メガマックスはでかかった。

社長がわれわれに会ってくれた。

倉庫の一部にテーブルを並べてすべてを話してくれた。

偉い社長であった。


社長によれば、ニトリに追い詰められて、

座して死を待つべきか、それとも乾坤一擲の勝負に出るか。

決断したとのこと。


決断に当たっては、車はカローラの中古。

自宅も売り払ってアパート住まい。

それを社員に宣言して背水の陣を敷いたとのこと。

ますます感動した。


詳しいことは別にして、面白いところを書くと、

ある日社長が店でセルフの注文カードを3枚

これ下さいと持ってきた人のカードを隣からのぞいたら、

一品当たり、50万以上の品ばかりであった。

自分はすごい商売始めたと思ったそうだ。


また12月は売れすぎて月商○億円まで行ってしまったので

在庫を1億落とし適正な売り上げまで落としたい。

損益分岐点の4倍の売り上げなど。


総工費○億円とか。

フリードリンクサービスの経費でベンツが買えるとか。

桁違いの金額にみな唖然とするばかりであった。


しかしこの話を、たぶん見学に来た人に話すと見えて

全国では真似をして2000坪、3000坪のアウトレット家具を

すぐに開いたところが結構あった。

だが、立地条件が違うことを念頭に入れなかったので

みなうまくいっていない。


チラシはまかないでインターネットで宣伝した。

日本一ということで中央のテレビ局が各局が来て

ジャンジャン宣伝してくれたとか。

皆、真似ができないと思うのであった。