癌になった頃から聞きたくても怖くて中々聞けなかった、余命について医師に聞いてみました。
先が見えているなら、妻と子供に色々してあげない事があるしな、という意味合いです。
「個人差がありますし、経過を見なければ何とも言えないのでわかりません」との事。
・・・、そういうしかないですよね。下手にコメントしたら訴訟のリスクもあるでしょうし。
それでも今後自分の行動にも影響する為、出来る限りで良いのでと再度質問してみました。
「甲状腺乳頭癌で肺転移のみの場合でしたら、比較的予後良好で10~15年程度は生存される方も多いです。骨や脳に転移するとやや予後不良ですが、頻度は稀です」
「繰り返しになりますが、個人差が肺転移があっても大きく天寿を全うされる方もいれば、不幸な転帰をたどる方もいらっしゃいます」
「xxさんの場合は、肺転移していますが細胞の大きさも1センチ以下で、統計的にはアイソトープ治療が効きやすいです」
「そんなに悲観的になる必要はまだまだないと思います」
ありがとうございます。医師としてコメントが難しいところを回答頂いたのは十分理解しています。
総合的に判断して現時点ではまだすぐにどうという事ではないが、10~15年位を目途に考える事にしました。
10年なら娘18歳・息子15歳、15年なら娘23歳・息子20歳です。
何とか15年位生きられたら、などと思いつつ病院を後にしました。