Ordinary±【オーディナリープラスマイナス】　全１巻　高橋慶太郎

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やー、まさかコレが日の目を見るとは思いませんでしたよ。
５年前、アフタヌーンのシーズン増刊で連載されていて、
その後ヨルムンガンドの連載まで消息が知れなかった高橋さんのデビュー作ですよｗ。
当時、この作品が割と好きで良く覚えてたので、
小学館（サンデーＧＸ）でヨルムンガンドが始まった時は少し驚きましたね。

あらすじ
とある私立高校に通う女子高生「的場伊万里」は、
目立たない性格やその体の小ささからクラスメイトからからかわれたり、
イジメの対象となるようなどこにでも居る生徒に見えた。
がしかし、本当の素顔は学校で行われる日常の裏に潜む闇に対して鉄槌を下す、
文部省に雇われている殺し屋だったのだ。
殺し屋としての仕事と女子高生としての日常、
相反する二つの顔のギャップに思い悩む少女のガンアクション漫画です。

設定にかなり無理があると感じるのは、
デビュー作だと言う事を念頭において温かい目で見守るべきでしょうｗ。
小さくて可愛らしい女子高生がハードなガンアクションをすると言う、
キャッチーな設定は逆に潔くて良いんじゃないでしょうかｗ。
漫画としての出来はやはり未完に終ってしまってるので語るに及ばずではありますが、
その後のヨルムンガンドへと続く高橋漫画の原点として、
キャラの造型やアクションなどにその系譜が読み取れて興味深く読めますよ。

しかし、アクションシーンの見せ方などはやはり若さが見て取れますな。
ヨルムンガンド以上にどうなっているのか分かりづらいですｗ。
逆に、絵はこっちの方が割と丁寧に仕上げてあるような？ｗ。
絵のタッチが細く繊細な印象を受けますね。
ヨルムンガンドでの荒々しいタッチは、
アクション漫画としての迫力をさらに増すための変化でしょうか？。

描き下ろしでエピローグが挿入されているんですが、
やっぱり見比べると技量の差は歴然としてますな。
完成度の高いショートフィルムの様ですよ。

惜しむらくは、伊万里の過去や電話でしか登場しない雇い主の「仙崎」など、
これから先に明らかになったであろう設定がもう読めない事ですな。
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のだめカンタービレ　１９巻　二ノ宮知子

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やっぱり、カイ・ドゥーンが登場する時は「ドゥーン」がデフォですなｗ。

黒木んとターニャの仲は気になる所ですねｗ。
しかし、黒木んとターニャはコンセルバトワール卒業間近だし、
お互いどういう進路を取るんだろうね？。
黒木んの卒業後の進路ってまだ何にも語られていないと思ったけど、
日本に戻ってしまうのか？。
でも、千秋たちはこれからもヨーロッパに活動の拠点を置いて行くつもりだろうし、
黒木んもマルレに残るとか？。
ただでさえ、これから千秋とのだめがお互い忙しくなって会えなくなってしまうので、
のだめと絡むキャラクターとして黒木んは必要な人材だろうしｗ。
だけど、ターニャは黒木んがどこに行こうとも押しかけるつもり満々だろうなｗ。
まぁなんにせよ、今後二人の間で一悶着あるのは間違いないので楽しみですなｗ。
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HELLSING【ヘルシング】　９巻　平野耕太　

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いやー、何もかもが圧倒的と言わざるを得ませんな。
理屈とか辻褄とか、そんなものどうでもいいと思わせるだけのものがありますよｗ。

やっぱり裏切りこそは物語の華ですなｗ。
信じていたモノに裏切られる。
これほどドラマチックなストーリーはあるまいて。

けれどアレだな？。
てっきり、この巻に外伝の話が挿入されるものだとばかり思ってたんだけど、
入ってなかったなぁ･･･。
ちゃんと書籍化されるのかね？ｗ。

しかし、大佐の仕掛けた罠ってのが何なのか気になりますな。
一体どんな毒なのか？。
毒って言っても薬品とかそんなもんじゃないんだろうなぁ･･･。
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皇国の守護者　５巻（完結）　作：佐藤大輔　画：伊藤悠

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さるお方からの圧力がありましたのでコレを先にレビュりますよｗ。

しかし、艶やかな表紙になりましたな。
白い表紙のイメージしかなかったので、
本屋の新刊売り場でしばらくうろうろしてしまいましたよｗ。

あ～ぁ、終ってしまいましたな･･･。
それにつけても新城のシニカルな台詞の数々がカッコ良かったですね。

やっぱりこの巻の見所としては、
新城の東方辺境領姫ユーリアとの謁見ですな。
奔放で傲慢なお姫様の誘いを断るシーンは痛快でした。
ああいった交渉の場での新城も、
戦場で部下を率いる新城と同様に魅力的でしたな。
互いの面子を潰さぬように、
崖っぷちギリギリを大胆かつ繊細なバランス感覚で潜り抜けた新城の手腕は、
見事と言うより他は無いですよ。

しかし、それ以前に新城と義姉の過去を描いた話が重要だったように思います。
あの話によって現在の新城がどういう風に出来上がったかを知る事が出来たから、
その後のクラウスやユーリアとの会話での新城の言動により説得力が増した気がしますよ。
新城の義姉を見送る諦観した笑顔の裏に、
自分の力の無さに対する怒りや義姉に対する思いなど、
複雑な物が入り混じった感情が見えた気がしました。

それにしても、畳めずに終ってしまった風呂敷が魅力的で勿体無いですなｗ。
新城と天竜の関係がどうなって行くのかや義兄たちの思惑など、
続きが読みたくてしょうががありませんよ。
まぁ、原作を読むという手もあるかもしれませんが、やっぱり違うんですよねｗ。

あとがきで、
「この巻の第二回目から急遽プロット＆ネームチェック頂いております佐藤先生お手数かけました」
と言う伊藤さんの言葉の裏に、
この連載が終了した原因と言われている噂を重ねてしまうのは自分だけでしょうかｗ。




※蛇足
Ｐ１１７の最後のコマの新城の手、長過ぎｗ。
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～名探偵伊集院大介～優しい密室　２巻　作：栗本薫　画：まんだ林檎

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いやー、普段ミステリーを読みつけて無いせいか、
状況説明の台詞だけでは頭の中でなかなかイメージが出来ないんですよねｗ。

まぁ、ミステリーとしての出来は専門外なんで脇に置いといて、（ぉぃ
漫画として充分面白かったですよ。
ミステリー特有の堅苦しさはを感じさせず、
コミカルで親しみやすかったです。
自分としては、カオルが一人で空回りしてる様が可愛らしくて良かったですねｗ。
また、それを大介が余裕たっぷりにたしなめる様が大人の魅力って感じでカッコいいですしｗ。

ただ、あの密室トリックはどうなのかなぁ･･･。
そううまく行くもんだろうかと思うんですが。

そして、あのラストカットは作者の伊集院大介に対するキャラクター愛が滲み出てますなｗ。

しかし、そういう意味ではこの後に収録されている短編の方が、
作者の思い入れは強いかもしれませんな。
この「伊集院大介の一日」というタイトルの短編は、
伊集院大介が朝起きて夜寝るまでを描いてるんですが、
独身男の部屋の生活感が滲み出てて良いですｗ。
ある意味、優雅な生活しててうらやましい限りですよｗ。

で、あとがき漫画は、
この原作が２６年も前に書かれていたものだと言う事を思い知らされると同時に、
科学の進歩が与えるミステリーへの功罪が恨めしく描かれていて面白かったですｗ。

そして、どうやら次回作も既に進行しているようなので楽しみですな。
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さくらんぼシンドローム～クピドの悪戯Ⅱ～　５巻　北崎拓

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うーん･･･。
麻生さんとれなが和解した事によって、
今後、阿川とれなの接点はキスだけになってしまうのか？。
と言うことは、阿川とれな、別々のストーリーを同時に進めて行くのかね？。
そういう進行方法は話のテンポが遅くなりがちなので、
読者としてはこれからちとヤキモキさせられそうですな。

しかし、麻生さんが寝る時にわざわざ手袋をするなんて、
細かい所まで良く気を回してるなぁｗ。
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天使の事情　１巻　神仙寺瑛

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「動物のおしゃべり」と同じ作者さんの４コマ漫画です。

動物のおしゃべりでは動物が喋ってましたが（そのまんまだな）、
こちらでは赤ちゃんが喋ってますよｗ。

赤ちゃんたちが、思考は大人と変わらないのに出来る事は赤ちゃんのまま、
と言うジレンマやギャップを楽しむ構造になってます。

内容的には動物のおしゃべりとたいして変わりがないので、
赤ちゃんたちのかわいさがお気に召せばアリですよ。
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白球少女　１巻　山崎毅宜

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あらすじ（amzonより転載）
「野球やるくらいなら死んでやる！！」
とある田舎町の高校「龍ヶ淵高校」に転入してきた少女、
白石 円(つぶら)は天才的な野球センスと脅威の運動能力を持つ”スーパー野球少女”だった！。
しかし野球は大嫌いで……！？ 。
野球を嫌う少女と、それを強引に懐柔しようと企むおバカな野球部員達の青春ドタバタコメディ。

これもヒャッコと同じヤフーの無料マガジン「FlexComixブラッド」で連載されている作品です。

「はっきゅうしょうじょ」では無く、「しらたましょうじょ」だったんですね。
このタイトルは何か拘りがあっての事なのか、気になるのは私だけでしょうかｗ。

スポーツコメディとしては充分面白いと思います。
基本的に皆、純朴で明るい田舎の高校生たちなので、
漫画の雰囲気が明るく爽やかな感じで好感が持てます。
人数も足りてない田舎の弱小野球部の連中が、
野球嫌いの円（つぶら）になんとか野球をやらせようとするんですが、
その手段や行動がなんともおバカで楽しいですｗ。
今後、円（つぶら）が野球を嫌う本当の理由や、
その原因を作った謎の父親（あえてこう書く）がどんな風に出てくるのか楽しみですな。

ただ、一巻だけ見た感じで言うのもアレかもしれないけど、
ピッチングやバッティングなどのフォームが正しく描けて無いのが気になります。
なんつーか、勢いで誤魔化しているように見えるんですよねぇ･･･。
もちろん漫画ですから大げさなフォームとかの演出はアリなんですけど、
キチンとしてないのとは違うんですよ。
くだらない拘りかもしれないですけれどｗ。
今後、時間が解決してくれるのを期待したいですね。

しかし、漫画としての面白さは間違いなく有りますので続きも買い続けますよｗ。
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ヒャッコ　２巻　カトウハルアキ

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いやぁ、徐々に注目されだしたみたいっすね、コレ。

しかし、どれだけキャラが増えていくんだろね？。
どうやら十二支だけには留まらないみたいなんですが。
ま、ネギま程では無いからまだましかｗ。

せ、先行者が日本でも開発されていたとはｗ。
やっぱり「メカ○○」ってのはパチもん臭くないといけませんなｗ。

龍姫は家柄の事もあってやっぱり友達が出来にくかったのかね？。
そういう壁をアッサリ飛び越える虎子は、
龍姫にとって世界を広げてくれる良いきっかけになりましたな。
家政婦のトシ子さんがめっちゃいい顔して虎子たちを歓待してくれる様が微笑ましいですｗ。
あと、大人下着は普段に穿いているのかね？。
それとも勝負下着として取って置いてあるのか？ｗ。

祈は陰気なキャラにありがちな設定ではありますなｗ。
他のキャラのいろんな髪型も楽しめて新鮮でしたｗ。
あと、先生が虎子に黙って髪をいじらせているシーンは、
二人の間に何らかの信頼関係があるのか？、と妄想させられますｗ。

無敵と思われた虎子にも天敵は居たようですなｗ。
湊兎の登場シーンはありゃ反則だｗ。
あの外見とのアンバランスさが面白いですねｗ。
湊と雀の絡みは、白痴萌えの方々には堪らん物があったのでは無いかとｗ。

冬馬は虎子のライバルって感じですかね？。
何かを競ってる訳でもないんですがｗ。
「強敵」と書いて「友」と読む、みたいな？ｗ。
龍姫がチーム虎子の一員となった今、
唯一虎子を嫌うと言うポジションを担ってくれる貴重な人材です。

しかし、なにげに先生がおいしい所持って行くキャラになってるなぁｗ。
この漫画で男キャラなんて添え物くらいに思ってたけどｗ。
今後、他にも先生が登場したりするのかね？。
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