Bel mondo ~ Il profumo della campagna ヴィンチ村 ~ | IORI handmade 旅と絵

IORI handmade 旅と絵

美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。

雨上がりのフィレンツェは息を飲むほど美しいです。
 
Dopo la pioggia a Firenze, è stata veramente bellissima e incredibile.

After the rain in Florence, it really was beautiful and amazing.
 
昔ここで学校のみんなとよくご飯食べたなー。

I used to eat dinner with friends.
 
チェントロのバンキ通りに「番気」っていう微妙なラーメン屋さんがあったなーとか。写真は昔の。

This ramen was so so...
 
留学中にドゥオモ登ったあとにノロ?みたいな食中毒で駆け込んだバルが今もあって、意外と安くて美味しかった。

チェントロにあるくせに、パスタ4.90しかしなかった。

This salad pasta was 4.90€.

Actually 5 years ago, when I climbed Duomo, I was feeling so bad...maybe it was a food poison something. After Duomo, I threw up in this bar in centro.

But the pasta was good! Besides 4.90...!! haha!! Sorry.
 
Right here(^_^;

まさに5年前このトイレでゲロった笑。

サンタクローチェにある革工房を見学させてもらった日、ポンテ・ヴェッキオである人と待ち合わせをしました。

 

 


I had an appointment seeing with a person on Ponte Vecchio at 5pm.
 
サマータイムの夕方5時はまだまだ明るくて、観光客で前に進めないほど賑やか。
 
このおばあちゃん、5年前もここで物乞いしてました。
「アイウタールミ(助けて下さい)。」
って言いながら。

The madam has been on the bridge while she is saying help me since more than 5 years ago...
 
この橋はかつてフィレンツェで権力を持っていたメディチ家が「肉屋ばかり並ぶのは美しくない」とし、それをすべて宝石店に替えたのが、今もそのまま残っています。

It's the small story on Ponte Vecchio. In 15th century, one of Medici abolished butchers and changed jewelry shops on the bridge. That's why these remain until now.

日々たくさんの人がすれ違うその橋でドキドキしながら待っていたら「彼女」はお姉さんと一緒に現れました。

少し痩せたけど、間違うわけない。

その低い、少し鼻にかかった声。遠くから名前を呼ばれた時、記憶が光の速さで蘇りました。

「チャァァオォォ!!」

駆け寄ってハグして、橋の上で交わした挨拶のキスは、5年の時間を一瞬にしてなくしました。

私がどうしても会いたかった人。かつて同じ工房で一緒に絵を描いていたフィオレンティーナです。

When I had waited for the person on the bridge, she came me with smiling.

Yes,  she is my Florentine friend. She was with her older sister. They looked like haven't changed.

お姉ちゃんも少し痩せたけど何も変わってません。
「ごめんね、列車が遅れちゃったんだよ!元気だった?」
と言われましたが、列車の遅延はイタリアあるあるなので気にしません。

日本に帰国したあの日から、いつかまた戻るよと約束し、ずっと再会したいと思っていた、それはどうしても果たしたい約束でした。

I had promised with her that I come back in Florence soon.5 years are not 'soon' but I really wanted to come seeing her.

こうして会うと、時間は私たちにとって、あまり意味のないものに思えました。
 
その後、3人でチェントロ散歩。
なんてない。ただフラフラしたり、かわいい店があったら入ったり、洋服見たり。
 
でも私達のショッピングは画材屋さんが多いです。
オイルはこの店、パステルはこの店ってね。

日本でもよくやります。

古本屋さんとか画材屋さんは大好き!!
でもチェントロに3つある画材屋、3つともヴァカンツァっていう笑。
 
ジェラート食べて他愛ないおしゃべりしたり。
フェスタに行こうって言われたのでいつあるの?って聞いたら、ジェラテリーアのことでした笑。
 
本当に普通のこと、でもかけがえのない時間。

彼女たちは私が旅してるのを知ってるので、色々な国の話を聞きてきたり。もう、かわい過ぎて仕方がないです笑。

ちなみに、工房のプロフェッソーレこと巨匠レオナルド・パッセリは、私の記憶違いで今85歳らしい。そんで何日か前から彼女が電話してるのですが、全然出ない笑。でも変わらずに元気なモンスターおじいちゃん笑。

I heared our teacher Leonardo is fine!

We had spent amazing time in Florence. Shopping and eating a gelato etc.

そこに不定期で手伝いに来ていた日本人の女性修復士(永住権を取得し、20年以上イタリアに住んでいる)も、みんな変わらないらしい。
 
そんで私はまたまた、その友達の地元・ヴィンチ村に、今回は泊まりで行ってきました!

トスカーナの美しい村へ!

さあ、皆さんもアンディアーモ!!レッツゴー!!

Day before yesterday, I visited in their village Vinci!!! It was 3nd time.

Sono andata a Vinci. A vedere la amica e le sue sorelle la prima volta da 5 anni.
 
フィレンツェからは20分しかかかりません、エンポリ駅で下車。

It took 20 minutes by train to Empoli from Florence.
 
今までの街だとこっから自力で目的地まで向かいますが、ヴィンチだけは毎回送り迎え付き。彼女たちが迎えに来てくれます。

The friend and sister came picking up me!!
 
1年旅してるから、1個くらいこんな場所があったっていいのだ。
 

実は去年から彼女たちはここでヴィッラを経営していて、私は今回そこに泊まりに行くことにしたんです。

Actually they have managed a nice villa (hotel) in Vinci since last year.
 
情報はこのブログの最後に掲載します。
 
もう、シルバニアファミリーかってくらい素晴らしいヴィッラで。

This was awesome and soooo amazing!! I said her this like a castle!!

 
私は自分のボロボロのバックパックや象みたいな足で上がるのが申し訳ないような気がしました笑。
 
家の中には彼女が描いた作品や、彼女のお母さんが作った刺繍がたくさんあります。

There were many her works and her mother's embroideries in each room.
 
コーヒー飲んで、お互いの絵を見せ合ったりして、本当にここは美しいのどかな田舎です。
毎年ある夏祭りでは、ヴィッラが満室御礼だったらしい。また次回お祭りに行こう!

そして夕方前、チェントロまでのんびり2人で歩いて出かけました。
 
懐かしの彼女の家にも寄り、今も変わらず庭にあるリモーネの鉢を見て感動(写真は2011↑↑↑)
 
今年はアランチャも実っていました(2016↑↑↑)
 
変わらずにある受胎告知教会。

受胎告知という言葉Annunciazioneアンヌンチィアツィオーネは、ここで彼女に教えてもらいました。その話をフィリピンの先生にしたら、英語ではAnnunciationと言うんだと教わりました。やっぱりイタリア語の方がいいな。

I studied this word 'Annunciazione' from her. It's means Annunciation.

Però mi piace di più la lingua italiana :D
 
私らが勝手に呼んでいる広場、ピアッツァ・デル・カヴァネッロ(馬)。正式名称は知りません。この馬は日本人が作ったらしいです。

It seemed this horse was made by japanese.

最近までこの馬はミラノに移っていたので、ピアッツァ・デル・センツァ(ウィザウト)・カヴァネッロと呼んでいたそうです笑。
 
どの道もどこもかしこも本当に懐かしくて。この村だけは何も変わりません。

I remember any street, shop and church.
 


私が訪れた中で一番平和な村。

Peaceful village.

さて、この村の名前、もしかしたらピンときてる方もいると思いますが、画家レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれた村です。
 
「ダ」というのは「from」の意味。

You know, a greatest painter Leonardo da Vinci was born here.
 


彼が生まれ、幼少期を過ごした家が今も残っているのですが、何度行っても修復中でした。でも今回ようやく潜入に成功。
 
5年目にして初めて中に入りました!!

This is his birthplace.
 
ダ・ヴィンチで有名なのは「モナ・リザ」とか「サン・ジョヴァンニ」「受胎告知」など。
 
ここに日本語できっちりメッセージ残しましたので、誰か気づいてくれ〜。

ガッツリ写真撮影ダメな表示があるけど撮るっていう笑。

Foto, no grazie.
Ma io ho fatto prendere... Non lo sapevo...

Photo, no thank you. I had taken... and didn't know that...
 
いつも私の中にあった心象風景。私はこの風景がずっと忘れられなかったんです。

I couldn't forget this landscapes for 5 years.
 

低いオリーブが広がる穏やかなトスカーナのカンパーニャ(田舎)。
 
2011年の写真。
2 photos are in 2011.
 
帰国して毎日必死に働いて、時々体壊して、嫌なことがあって落ち込んだ日も、ずっとこの風景が心に広がってて、いつかまた戻れるようにと願い続けていました。
 
今こうしてそれを眺めていると、なんだか難しいことのようで、実はすごく簡単なことだったんだなーなんて。

留学中はものすごい遠いとこに来てしまったような気がしていたんですが、なんてことない。こんなにも近くに、ずっとあったんです。

その距離の近さは、彼女たちが同じ気持ちでいてくれた心の距離と同じで。

I had thought to come in Italy was very difficult to me, but now I don't think so. Because I feel the world is so small. My travel teaches me that.

実はいつも車を出してくれるお姉さんの他に、彼女には双子の姉妹もいて、三姉妹なんです。

Actually she is twin. The twin remembered me, too!! I was so happy!!!
 
その相方も夜ヴィッラに来てくれて私を覚えててくれたことがすごく嬉しかったです。
 



二人、庭でずっと日が沈むのを眺めていました。

Io non voglio più niente.
I don't want anything anymore.

生きててよかったと、心の底から思いました。

Sono felicissima di essere vivo.
I am happy to be alive.

Penso che così.
I really think so.
 
イタリアに戻ることが最大の目的だった今回の旅。
二度のイタリア留学ではなく、旅することを選んだのは、間違った道ではなかったんだと気付きました。
 
波乱に満ちた旅をしていますが、その果てに広がるこんなにも美しい田園風景。
夕暮れの風が心地よくて、虫たちが自由に鳴いています。それを止めるものはここにはありません。
 







Bel mondo... Il profumo della campagna.

Beautiful world... The perfume of campaign.

美しい世界… 田園は、九州の故郷と同じ香り。

オリーブ畑を染める夕日を眺めながら、今まで感じたことのない気持ちになり、また一つ帰る場所が出来た気がしました。
 
We ait pizzas at the garden.
 
日が暮れてから、みんなでピッツァ食べました。プロシュート、マルゲリータ、サラミーノ。
 
ランプの明りだけで、おしゃべりしながら庭先で。くだらないことで笑いあって。
そして毎回毎回鍵がどこに行ったか探しまわって笑。
 
After pizzas, we went to Vinci eating gelato!!

Hanno pagato tutti per me...
Quindì se vengono in Giappone, PAGO IO TUTTI!!

They payed all for me... That's why if they come in Japan, I want to do for them.

10時頃にまたチェントロに遊びに行き、ジェラートごちそうしてくれたり。
というか、フィレンツェからずっと、彼女は私にお金を使わせませんでした。
もう、この人たちは…本当に何て言ったらいいのか…。
部屋に戻っても深夜遅くまで、絵描いたりして時間を過ごしました。

Until midnight, we spent time talking and painting.

永遠に忘れない。イタリア、トスカーナ。

I don't forget 3nd Italian travel forever.

と同時に、なんだかもっと日本を好きなった気がしてるんです。
 
翌朝、素晴らしい朝食を用意してくれました。

In the next morning.
 
イタリアはヘーゼルナッツも有名でジェラートもヨーグルトもおすすめ!
 
The breakfast was so good!!!
 
その後ヴィッラで双子と別れ、駅前でお姉ちゃんと別れ、ペルージャ行きの列車が来て彼女とも別れました。
5年前の帰国時に交わした挨拶よりも、もっと軽い挨拶で
「じゃ、また遊びにきま〜す!」みたいな。距離を感じない挨拶でした。

来るたびに好きになっていくイタリア。

I will definitely come back in Italy to paint and see them again.

Io sicuramente tornarò in Italia a dipingere e rivederli.
Quindì non voglio dire arrivederci, dire CI VEDIAMO SUBITO!!!!!

トリノから泣きそうになりながら、心に大雨を降らせ戻って来ましたが、今はなんだかスッキリ快晴なんです!!


また帰ってくるよトスカーナ!!


というわけで、彼女がいたるところで「ビジネス」としてビラを配っていたヴィッラの情報を掲載します。私も大量にチラシ持たされましたので、ヨーロッパ中で広報活動中ww
もちろんジャパンでも。

Please come her villa!!!

Borgo Beneventi
 
【住所/address】
via dei Martiri n.142, Vinci (FI)
【電話(英語は不可)/telephone(Italian)】
320 9178674

http://www.borgobeneventi.com

わし、日本人滞在者第一号らしい笑。
おめでとう〜笑!!

【簡単な予約の仕方/Reservation】
 
ホームページ、ホーム画面。CAMEREが部屋なので、好きな部屋を先にチェックして下さい。
朝食付きで一人30€。
Included breakfast: 30€ per person.
 
PURENOTA SUBITOで「今すぐ予約」みたいな。クリック、プリーズ。

Click 'PURENOTA SUBITO'
 
上から順にローマ字入力プリーズ。
名前(下の名前、名字の順)/Your name
メールアドレス/Email addresse
部屋のタイプ/Type of room(camera)
大人の人数/number of adult

そのあとのカレンダーは到着日(チェックイン日)
Click a date of arrival(check in).
 
到着日をクリックしたら

また上から順に
日本の住所/Your addres
電話番号(例:+81 42 5555555)/Telephone number
予約したい部屋数/Number of room
子供の人数/Number of child
 
2個目のカレンダーはチェックアウト日です。
Click a date of departure(check out)

最後はスペシャルリクエスト。
到着が遅くなりますとか、駐車場ありますか?とか。あります笑。

ピサの斜塔へはどうやって行けますか?とか。英語でどうぞ。ただし、本当に簡単にして下さい。

If you have a special request, you write in Italian. But in case of English, you have to write simply.

最後にINVIA ORAで送信!!

Last, pleases click 'INVIA ORA!!

彼女たちは英語が全く話せないのでヨーロッパ中から来る外国人たちと、筆談や翻訳機でコミュニケーション取ってました。何とかなります。

私もイタリングリッシュですし(勝手に作った造語)。

是非是非、泊まりに来て下さ〜〜い!!!