イエスの生誕教会とパレスチナ問題 | IORI handmade 旅と絵

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美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。

イスラエルがあまりに楽しかったんで、ブログ更新するのが遅れました。

今はまたジョーダンのアンマンにいます。

さて。

3日前、ベツレヘムに行って来ました。ダマスカスゲートのトラム乗り場や、その辺にいる231番のバス捕まえれば行けます。6.80シェケル。
 
パレスチナ自治区です。

私的に、インディアンがひょうきん族なら、アラビアンはドリフターズ。

あんたら、笑かしに行ってるでしょ?ってくらい、日々パレスチナ人に突っ込みを入れたくなる笑。

旧市街で道聞いただけなのに
「では一緒に参りましょう。」っつって2人で腕組んで市場ん中を歩いたり。

さすがにバカな状況なんで、頃合いを見計らってトンズラしました笑。

この国はユダヤの聖地であり、キリストの聖地であり、イスラムの聖地でもあります。

イスラム教もキリスト教も、元はユダヤ教です。
 
ということで、ベツレヘムのパレスチナ人は、大変活気があり、みな客引きで忙しい。

風が通る市場の中を、アイス食べながら向かった先は生誕教会。

マリアがイエスを生んだ馬小屋の、跡地に作られた教会です。
 
全面工事中ですが、この国に限ってはそんなこと問題ではなく
「ここがその場所である」
ということが重要なんだと思います。
 


前日にはイエスの死を辿り、そしてベツレヘムで誕生を見る。

どんどん遡る過去。
 


罪と救済を辿る旅は、確実に私の中の何かを動かしました。

教会を出て練り歩いていると、お土産もの屋さんのおばあちゃんに呼ばれました。
 

このおばあちゃんがあまりに可愛かったんで、六芒星とヘブライ語が刻まれた指輪買いました。

30シェケル値下げ。

昼飯食べて帰ってもよかったんですが、せっかくなんでバンクシー壁画を見に、タクシーをチャーターしました。50シェケル。
 
バンクシーとはイギリスで活動する、正体不明の風刺画家です。


 
彼がパレスチナ問題にチクリと刺す絵画を、街の目立たないところに描いており、ベツレヘムの立派な観光地になっております。

そのタクシーのパレスチナ人のオヤジ。
まーよくしゃべる。

距離の詰め方が半端ないので、最終的に家に招待されました笑。
 
この壁はイスラエルとパレスチナを隔てています。

国際問題を一見野郎がとやかく言うつもりはござんせん。

ただ、タクシーのドライバーに
「何か描いていいよ。」
と言われ、実にポップな提案やな、と思いました。



帰り際に手を握り
「アイラブユー」を残して笑。

パレスチナとイスラエルのボーダーにあるチェックポイントからお帰りの際は、パスポートが必要ですので、お忘れなく。