苦難の道~ゴルゴダの丘へ~ Via Dolorosa | IORI handmade 旅と絵

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美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。


「みんな友達」
って言ってたお菓子屋のパレスチナ人。

約束の地、聖地エルサレム奪還は、現在も続いているかのように、そこら辺にライフル持った人がいるイスラエル&パレスチナ。

15人くらいライフル持った若者たちの間をすり抜けて行った時、さすがにビビりました。
 

【ざっくりとイスラエルの話】

神がユダヤの民に授けた約束の地イスラエルでありましたが、飢餓から逃げたり、奴隷にさせられてたエジプトから逃れたり、一旦は戻ったものの、様々な国から追われて、ナチスの時代に再びイスラエルの地に戻ったユダヤ人。

しかしそこにはオスマントルコ帝国より住み着いたパレスチナ人がいました。
 

それでも平和に過ごしていたようですが、第二次世界大戦時にイギリスが都合良く「独立させてあげる」的なことを両方の国に約束したんで、今のようにこじれてしまったという話。


だけどパレスチナを独立国家と認めている国は、どんどん増えているようです。

 

旧市街の中はどこの国もそうですが、お土産屋さんがいっっっぱいあります。

私なぜかストールを2回なくしてまして、なんなら折り畳み傘も2回なくしてまして笑。

ストールは20シュケルでなんと2枚つけてくれました。
 
 


宗教や神話が好きで、昔から聖書読み漁ったり、イコンの画集見たり、まさかその聖地に自分が足を踏み入れることになろうとうは、思ってもいませんでした。
 
この旧市街にはキリストが十字架を背負ってゴルゴダの丘まで行った苦難の道(ヴィア・ドロローサ)があります。
 

毎週金曜日の午後3時からヴィア・ドロローサを修道士や観光客たちが讃美歌を歌いながら練り歩くそうです。
 
この道には14の留(ステーション)があり、その1つ1つをイタリア語、スペイン語、英語でキリストに何が起こったかを修道士が読み上げます。
 


第1留 【ピラトに裁かれ死刑判決
が下る】

学校の裏からスタート。
 

観光客が集まりだしました。
 



第2留【十字架を背負い鞭で打たれる】

 

第3留【イエスが最初に倒れた場所】
 

第4留【母、マリアと出会う】
 

第5留【キレネ人シモンがイエスの代わりを買って出る】

 
 

第6留【ベロニカがベールでイエスの顔を拭く】

 

第7留【再び倒れた場所】

 
 

第8留【イエスが嘆くエルサレムの婦人たちに最後の説教をする】

 
 

第9留【三度目に倒れた場所】

 

第10留【衣服を剥ぎ取られる】


ここがゴルゴダの丘があった場所です。現在の聖墳墓教会。
 
 

第11留【十字架に釘付けられ、立てられる】

 

第12留【十字架の上でイエス死去】


第13留【十字架が降ろされる】
 



この石の上に降ろされたそうです。
 

第14留【墓に葬られる】


福音書によると、この3日後に遺体がなくなり、復活したそうです。

これが今日まで続く奇跡の幕開けです。
 

私、歩きながら泣いてしまうんじゃないかなと思ってましたが、ちょっと後戻りした隙にみんな先に進んじゃって。

迷子。


結局パレスチナ人に9ステーションあたりで大いに助けて頂き、ようやくゴルゴダの丘跡の聖墳墓教会にたどり着きました笑。
 
 
 
 
 
 
感激しました。
 
気持ちの整理には、あと数年かかりそうです。