BORDER Armenia to Jordan | IORI handmade 旅と絵

IORI handmade 旅と絵

美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。




ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」を観劇しに行きました。
一番いい席で6000ドラム(約1300円)


オペラハウス。

以前泊まってた宿の中国人&韓国人パッカーの男の子たちも来てました。
変態王子ですと自己紹介してた韓国人は、自転車で陸路横断しているそうです。


「イル・トロヴァトーレ」のあらすじはこちらから。全編イタリア語全4幕。
 

ヴェルディの作品を観たのは初めてです。「椿姫」は小説なら読みましたが、オペラも観てみたくなりました。
 

エレバンの最初の宿が延泊できず、仕方なく引っ越したんですが、そっちの方が人も環境も良くて、和気あいあいでした。

マトリョーシカみたいな丸っこいロシア人のおじちゃん。毎回自分の言ったセリフで爆笑するイラン人のお姉さん。
 

何故か服の脇に大きな穴が開いており、時おり自分の脇の臭いにグッときているオーストラリア人のお兄さんなど。そして宿のかわいいスザンナおばあちゃん。

最後の日はみんな集まって、楽しく夜食を食べました^^

そんで翌日、ドバイを経由しヨルダンのアンマンへ向かったのです。
 

ちなみに石油王やエジプシャンが着ている正装の足元、クロックスだったりします笑。

ドバイの第二ターミナルは、フライドバイというLCC航空会社専用のターミナルになっており、私は夜の8時にここに着いて、12時間何もせず待機しました。でも24時間運営しているので眠れず。

やっと4時前に眠れたかなーと思ったら、5時過ぎに空港内に響く大音量のアザーンで目が覚めました。

ちっ…。

そっから再び飛行機に乗り、サウジアラビアの恐ろしいほど美しい砂漠の上を通り、ヨルダンの首都アンマンへたどり着いたのです。

着いた日にアルメニアの病院で予防接種してくれた女医さんから家に招待され、オーマイガッ!!それもうちょい早く言って欲しかった!!と、かなり悔しいことになりました。

めっちゃ行きたかったー!!くそぉ。

しかしヨルダン。場所が場所なだけに、搭乗客はほとんどいませんでした。みんな3人席を1人で占領して寝てました。
 

インドにいる時からヨルダンに行くとか行かないとか言い続けてきましたが。

エジプトのダハブからイスラエルやヨルダンのワンデイツアーがたくさんあったのですが、面倒くさくて結局行かず。
「サッサと行けよ。」
なんて言われたり。


いや、あれはエジプトが悪い。

あの国が居心地よすぎたせいです。

ヨルダンは日本パスポート保有者ならビザ代はかかりません。パスポートコントロールへそのまま行って下さい。

色々聞かれますが、私は
「アゼルバイジャンへは何しに行ったんだ?」
とかも色々聞かれました。

スタンプが2つ押されます。1つは普通の入国スタンプ。もう1つは「1ヵ月以内に近くの警察に連絡して下さい。」と書かれたスタンプです。

結果から言うと行ってません。
 

アンマンの空港から市内行のバスに乗ります。2.650ディナールだったかな。

写真に移っている奥の黄色のバスです。
 

そっから市内の北にあるバスターミナルへ。バスの乗客で英語が話せる青年がいて、彼がチケットの買い方などを教えてくれました。

その彼が、ターミナルに着いてから、群がるボッタクリタクシーのおやじを潜り抜け、私に質のいい安全なタクシー乗り場まで案内してくれました。
 

「今ここで乗ったら倍以上ふっかけられるから、乗ったらダメだよ。」
と。

そんでターミナルの出口付近に止まっている黄色や白の乗り合いタクシーたちのとこに行き、私の行き先を通訳してくれて、0.50ディナールでホテル付近まで乗せて行ってくれました。


タクシーも青年も親切丁寧。
だけど私がバカなので、タクシーを降りてもホテルがわからず。

ふたたびその辺のヨルダン人のおやじたちを捕まえ、あれこれ聞いてたら4人くらい集まってきました笑。
 

でも電話かけてくれたり、ネットで地図開いてくれたり。

優しさ半端ない。

そんでホテルはなんとかわかったものの、今度はセキュリティがしっかりし過ぎて、中に入れない笑。

最終的に近くのレストランで働く黒人のお兄ちゃんが電話でスタッフを呼んでくれて、その後あんた!!

一緒にゲストハウスまで行ってくれたではありませんか!!!

ちょっと!!どうなってんのよ!!この国は!!?

どんだけ親切にしたら気が済むのよ??

親切ついでにペトラ遺跡の入場料、下げろや笑!