ヨルダンで迷子のインド人と芸術鑑賞 | IORI handmade 旅と絵

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美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。


どうも、サラマリコン。

ちょっくらバス会社に行って、あわよくばチケットを買おうかと思ったのですが、当日来てと言われました。

そのバス会社まで40分ほど散歩。

菜の花摘んでる子供たち。
手を降って笑った笑顔の、歯が抜けてるのがかわいらしかったです。

途中でJordan National Gallery of Fine Artsと書かれた看板を見つけました。面白そうなんで行ってみようかな。

ヨルダンはエジプトと似てます。

通りすがりの人が「ウェルカム」って言ってくるのも似てるし、ある男の子なんかは走ってる車の窓から上半身だして

「ニーハオー!!」
って手を振ってきました。
 

こんな感じは久しぶりです。だから旅はやめられないんですね。

でもヨルダンは暑いです。経由で寄ったドバイもすでにむしむししてましたが。


チケットを買う以外、何もないのでどうしようかフラフラしてたら
「エクスキューズ・ミー。」
って声をかけられました。

ふと見るとヨルダン人か何人かわからなかったのですが、英語を話して地図を見ているということは観光客なのでしょう。

もうタイトルにも書いてます。インド人だったんですね。

またインド人笑!!

私、インド人に出会う確率、中国人の次に多い笑。
ところで、旅してて何人かに聞かれたのですが

「あなたのスマホ、なぜオフラインで地図見れるの??」
って。

知らない方のために書いておきますが、どのスマホでもGPSは使えると思います。

【グーグルマップ】
オンライン時に行き先をチェックしておけばその周辺は地図のダウンロードがされてます。

特徴:
オンラインであらかじめチェックしておく必要がある。が、口コミ情報などが詳細に表示されるし、ルート検索ではバスの番号やメトロの料金まで表示される。
 

【マップス・ミー】
オンライン時にその国ごとダウンロードしておけば、オフラインで使える。

特徴:
ざっくり感がある。口コミ情報はないが、オフラインでも行き先をチェックできる。ルート検索は徒歩と車だけ。


話を戻しますが、どうせ帰り道だったので
「よかったら一緒に行きませんか?」
ってことで私もちゃっかり芸術鑑賞したわけです。

ドバイ在住のインド人のおっちゃん。

出身を聞かれたので日本だと答えると、すっごい嬉しそうに握手を求めてきた。私も嬉しいっす。

バラナシの話したら
「行ったの!?あそこ、なんて言うかさ…めっちゃ汚くない??
って言われました笑。


インド人から「汚い」という言葉を聞いた衝撃。
明日ドバイに帰るそうなので、ヨルダンの観光情報を色々聞きました。


すごい話しやすいおっちゃんでした。
美術館ではタイトルを見る前に、まずどう見えるかお互い言い合ってタイトル見たら、全然違う!みたいな。


ヨルダン以外にもシリアやイラク、エジプト、チュニジア、パレスチナ、トルコの作品がたくさん置いてありました。

写真の作品はペトラ遺跡が多かったのですが、おっちゃんが
「これは元々海にあってどうのこうの…」
って。
ガイドさながらの説明をしてくれてたので、時々よくわからないながらも感心して聞いてたら
「…っていうのを、私のツアーガイドが言ってたよ。」

って、お前の情報じゃないのかよ笑。
 


戦争の悲しみを訴えている作品が多かったということ。

う~む。


バナナ・ミルク、1ディナールでむっちゃ美味しかったです。

なかなか楽しい芸術鑑賞^^

以前タイで知り合ったインドの教授に、私は大概お世話になったのにお名前も聞いていなかったという失態がありましたから、今回はそうはしたくなかったので別れ際に
「せ、せめてお名前を…。」
って。

ばっちりです。

一緒に写真も撮ろうつってくれました。いや~。実に有意義な芸術鑑賞でした。

宿のオーナーの、これまたおっちゃん。

Booking.comの評判が良かったので、あえてコーダゲストハウス(日本人に有名な安宿)ではなく、こっちにしたのですが。

迷子のインド人と一緒に美術館に行った話したら、めちゃ笑ってた。

インド人は道に迷う人が多いらしく、あるインド人なんかは、1週間滞在して出かける度に宿に
「今どこどこにいるんだけど…。」
と電話してきたらしいです笑。

そのオーナーいわく
「日本人は物静かな人が多いけど、とても働き者だ。それは1945年以降に国を立て直すためにみなが必死で働いたから、それが今の日本人に秘めた力を与えたんだと、私は思う。」

旅とは、私に日本人として生まれたことへの誇りをもたらす日々。