ロシア語が話せないだけで | IORI handmade 旅と絵

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美大院卒→フィレンツェ留学→世界一周→結婚→出産→子育て 旅の絵を描いています。InstagramとYou TubeチャンネルもIORI handmadeです。
女1人で世界一周をして50ヵ国以上周りました。今は家族でバックパッカー。




ソビエト連邦から独立した国々っつーのは、独特の文化を築いていることが多くて、日々新たな発見があります。

中でも一番厄介なのは、やはり言葉の壁です。

この辺の人々の共通語は、英語じゃなくてロシア語。

それもまた面白いのですが。

でもよ。

今日帰りのチケット買うために駅に行ったら、チケットカウンターのおばはんたちに、ことごとくフラれたわけです。

まず英語が話せるかどうか聞きます。

私「キャン ユ…」

婆「ノー!」

……。

お願いだから「ユー」まで言わせて。


もうね、すんごいこっちに来るなオーラ出してるのがわかる笑。

マジで行き場を失って、しばらく途方に暮れました。
通じないのが辛いんじゃなくて、拒否られるのが辛いんです。(なんか、大事MANブラザーズバンドみたいになりましたが笑。)

私だって世界の共通語に英語が選ばれてる時点で「英語何様?」って思い、ムカついて学生時は一切勉強してこなかったんですよ。それでも不本意ながら今は頑張ってるんだー!

28点、なめんな赤点!!

しかしどうにもこうにも、この現状…。
何となくロシア語が話せない自分のよそ者感に、打ちひしがれました。

仕方ないから椅子に座り込んで、どうしてやろうかと企んでいると、駅のおじさんがアゼルバイジャン語かなにかで話かけてくれました。

おー!神よ!!いいんです。通じなくても。

それでも助けようとしてくれる、心が嬉しいのですから!!

そんで非常にスマートな表現で、カウンターを1つずつ指して
「ノーイングリッシュ。ノーイングリッシュ。ノーイングリッシュ。私どこでチケット買えばいいの?」
って伝えました。

おっさんからしたら
「おー哀れなお子ちゃまがチケット買えなくて困ってる」スタンスなんですよね。たぶん。

そしたら一度断られたカウンターにおっさんが一緒に行ってくれて、チケットを売るように説得してくれました。
 

ざまーみろ笑!!

さらに!!

グッドルッキングガイの、英語が話せるポリスマーン!も呼んでくれたではありませんか!!

「コンニーチワ! ハウ アー ユー??」
っつって。

っかぁぁーーー!!

笑顔で言われた瞬間、何かしらの力が働いて、地元の市役所から思わず婚姻届けを取り寄せるところでした。

おー神よ!!

「テシェキュレデリム! スパシーバ!!」

(でも神様に貸したボールペンに、まさかの「I love N.Y. 」って書いてあって、とっさに隠しました笑。友達からのニューヨーク土産。

ロシアを敵に回したような気持ちになりました笑。
 

どうやらKapital Kartというクレカで支払えばチケット代が半額くらいになるらしいです。

というわけで、トビリシ行きのチケットが無事買えたという話でした。

(正確にはティビリシと発音します。またトルコやバイジャンではティフリスと言います。)
 

あと、無駄に画像編集アプリにハマったんで、写真もアレンジ。

上から2番目のチキンカルボナーラ、マガジン風。

バイジャンはイスラム教なんで、ベーコンはNG。


スカーフ女性がいないのはモスクが少ないせい?
一方ゾロアスター教の礼拝堂は多いみたいです。気が向いたら行ってみます。

 

カスピ海に面した公園はかなり大きいので、この列車でも移動できます。


アゼルバイジャンは油田大国なんで、はぶりがいい。物価も高い。

だけどこのおかげでアルメニアとのナゴルノ・カラバフ領土争いも、なんとか耐え忍んでいるとか。


外国人観光客はほとんど見かけません。

東洋人は今日まで3人くらい見たかな。

バクーの治安は良いと思いますが、閉鎖的な感じはどうしてもあります。
 

街で、中国語みたいなことを言って笑ってくる男子がいるかと思えば、興味を示して一生懸命話しかけてくる人らもいます。

それはどこの国でも同じですね。

ひったくりも日本と同じくらいにあるんじゃないでしょうか。

紛争もずっと続いていますから、まだまだ観光地としては認知されていない国だと思います。

でもすごく素敵な街なので、是非是非コーカサス3国セットで、訪れてみて下さい!!!