令和元年。
ついに身を固めました。
前編後編にまたがりますが、そのご報告です。
長年、結婚ってちょっと怖いことだなと思ってました。
ラスボスみたいな感覚でいて、F.F.でいうと皇帝とか、ゼルダでいうとガノン、我が家で言うとオカンみたいな笑。
簡単なことじゃないし、そもそも願望が薄かったし、それより一人でやりたいことが沢山ありました。
なんなら結婚してたまるか、と思ってた時期もありました。
でもラスボスは、ある朝突然やって来ました。
2人で私の実家に滞在していた時、朝リビングで交わした会話から突然「結婚」を放たれました。
一瞬、あれ?それって言っちゃいけなかった言葉じゃないの?それ、なんだっけ?みたいな笑。
ヴォルデモート卿のように、決して名前を言ってはいけないあの人だったはずのラスボス「結婚」
その時、柿ピー食ってた父親と、回覧板を回すのにサインしながらブツブツ言ってた母親が登場。
(これからあなた達がサインするのは回覧板もかち割る位の輝かしい証人欄だろうに。)
起きたままの格好でうちの両親の前で身を固める決意表明をした相方ww
言ってることは立派だか、寝巻き笑。
「すいません、短パンで。」
っつって、うちの親も親で
「よろぴく。」
言いながら柿ピー食ってた手は止まらず笑。頭だけこっち向いてましたが、体はガッツリTVの方向向いてたの、忘れんからな笑。
ただ、わたくしは涙が止まらず、嬉しくて嬉しくて。ずっと泣いてました。二人で仏壇にも手を合わせました。
本当は一年前から練ってくれてたプロポーズ大作戦があったらしいのですが、その前に我が家に来て、新喜劇みたいにめちゃくちゃにされ
「もうこれ以上秘密で計画を進められない」と思った相方から、急遽前倒しで結婚を言い渡されることになりました。
でも私は普段実家から離れて暮らしているので、きれいな場所とか考え抜かれたセリフじゃなく、なんてことない実家でプロポーズされたのが、人生で一番嬉しかったです。
結婚は恐ろしいラスボスじゃありませんでした。なんか友達の延長みたいに楽しくて、覚悟もあって、尊敬や信頼もあって、当たり前の気持ちを、あえて目に見える形で公に契約することなんですよね。
誰でもやってることですが、いざ自分となると不思議な感じです。
ある日仕事から帰ると、婚姻届の夫の欄がしれっと埋まってて、そもそも生年月日が間違ってたりするのはどうかと思ったのですが笑、たかが役所に出す紙切れ一枚。だけどその空欄を私と一緒に埋めてくれる人がいるって、あまりに重大過ぎてどういうこと?って思いました。
夫の欄があっさり埋まってることに感動したんです。秒で書いたんかってくらいあっさり埋まってて。だから生年月日間違ったんだ笑。
何に感謝したらいいのか、すべてのことに感謝しています。
夫の欄、いっぱい訂正印あるのが大変微笑ましかったです。