ニコニコノコノコ -66ページ目

偶然がおりなすもの、
実体のないもの、
言葉で言い表せないもの、
お金で買えないもの、
そういうものの中に
美を見つけて喜ぶのである。
「ほらステキでしょう?」
と提示しても、
「なんだかわからん」
と言われる。
クスッ。
こちらだって、
本当はそれが何だかなんて
わかってはいない。
何だか知りたくなるような、
手に入れたくなるような
胸騒ぎが楽しいんだ。
楽しくありませんか?
「君は楽しいかもしれないけれど…」
気が合うときは、
見た瞬間にわかるものですから。
一目惚れとおんなじですよ。
「おやすみなさい、よい夢を」

駐車場の「空」が「そら」って読める。
拡大してご鑑賞されたし。
この3日間、カレー続きだったせいか、
ふと、思い出した出来事など。
東京の外苑前に「カレーの王様」
っていう手軽なカレースタンドがある。
昔よくここでランチしたなぁ~、と、
先日ひさしぶりに入ってみました。
昔に比べて、だいぶ
ソフィスティケートされた雰囲気。
でも、らっきょと福神漬けとフライドオニオンを
セルフで好きにかけられるスタイルは、
変わっていなかった。
メニューや値段は、ちょっと変わったけど、
味は相変わらずなかなかの美味しさ。
そんな懐かしい気分の私の隣の席に、
とがった雰囲気のオニーサンが
おひとりで座った。
まだ20代と思われる若さを
強調するかのような短パン姿。
でも、なんでしょう?
そんなヒゲ見たことないよ~という、
まるで絵本に出てくる王様のような
ヒゲをはやかした青年なのです。
この青年が、セルフの
フライドオニオンをカレーの上に
これでもか!というほど、
うず高く盛りはじめました。
もう、彼のあとは、
フライドオニオンは、
容器の半分以下になっているかもしれません。
その光景を横目で見ながら、
私もあのくらい大胆に盛り付けても
よかったかもなぁ、などと、
常識の枠を出ない自分を顧みてしまいました。

貫禄のあるオニオンの鬼盛りといい、
整ったヒゲといい、あの青年こそ、もしかすると
「カレーの王様」だったのかもしれません。

