
デザインとアートの違いは、
デザイナーとアーチストの違いを考えれば
わかりやすい。
デザインがアートの世界を
パーツとして取り込むのが得意なので、
一見すると交じり合っていて
違いがわかりにくいが、
2つは明確に違う。
デザインは、ものごとをまとめるが、
アートはひろげていく。
林真理子さんのエッセイで、
コピーラーターをしていたときに、
「君はものごとをひろげていくから
コピーラーターには向いていない」と言われ
小説家になった、というようなことが
書かれていて、なるほどー、と思った。
コピーライターは、
いろんな要素を含ませながら
一発必殺みたいな、短い言葉で
まとめて表現する。
小説家はどんどん世界を創造して
広げていく。
コピーライターから小説家に
なった人は、石田衣良さんとかも
いますわね。
まとめる、ひろげる、
私は二股かけている。
デザインやコピーの仕事もするし、
作品も創る。
死ぬまでには小説なんかも書いてみたい。
とか、思ってる。
あれこれやるさ。

Art in your pocket 「ミニキャンバス展」
2014 2/22(土)-3/2(日) 木曜休み
ギャラリーファーストライト (東京:大森)にて。
あれこれやって、だいぶ経過した後に、
ようやっと自分を発見するということがある。
今回はコラージュ作品を制作している。
「そうだ、コラージュしよう」と、
思いついて制作にとりかかったつもりが、
やってるうちに、そもそも自分は、
ずっと前からコラージュ作家だったことに
気がついた。
学生の頃から、
なにかとコラージュしていた。
ダンボールを支持体にして
雑誌の切抜きなどをコラージュした昔の作品が、
ボロボロになった状態でとってあった。
銅版画を長年やっているので、銅版画作家という
肩書きに違和感もなかったものだが、
銅版画の制作も、いろいろなイメージを
寄せ集めてコラージュしていたような作品も
多くあるなぁ、と。
そもそも、作品を創る動機が、
あれこれ刺激的なイメージをそこに
とどめたいと思うからなのだ。
イメージは、その辺に転がっているものでも、
こちらの頭の中に入ると、また別の
イメージに変化しているので、
それを取り出して作品にする。
「今回は、コラージュです」
と、ギャラリーに告げたとき、
「肉筆の方がウケますけどねぇ~」
と、反応イマイチだった。
コラージュって、まぁ、
切ったり貼ったりだから、
「こんなの私にもつくれるわ」
ってお客さんに軽くスルーされる、
ということを言われたが、
記憶をたどれば、昔、デパートで
開催された「ユトリロ展」でも、
毛皮のマダムが、
「これなら私にも描けそうだわ」って
絵の前で言ってたこともあったし、
どんな作品を飾ろうが、
「こんなの私にもできるし」とかいう人は、
言うのである。
でも絶対同じものは、
創れないのであります。
そういうもんです。
