捨てることの効用 | ニコニコノコノコ

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古い手紙などを処分した。
よくぞとってあったという古い手紙も出てきた。

せっかくなので、一読してから捨てたのだが、
まとめて過去のやりとりを読むと、
思いがけない発見もあり、
なるほどそういうことだったのか、と、
思いをいたすことも多々あり、
こうして時を経て、熟成した状態を
確認するのも、また一興であるなぁ、などと、
思うのでありました。

人間関係の有様を、あらためて把握できたり、
自分という人間の当時の有様を改めて
確認できたりします。

風水などの本には、とにかく古いもの、
使わないもの、良い想い出のないものは、
どんどん捨てなさい、にはじまり、
手紙や写真もじゃんじゃん処分しなさい、
というようなことが書かれている。

これはこれで、実際、
今自分がやってることでもあるし、
たしかにスッキリする効果はとてもあるので、
間違ってはいないと思う。

しかし、かたっぱしから捨てる体質になれ、
というのとは、また違っているのではないか?

ある程度、愛着を持って
とっておく期間があってこそ、
捨てるという行為も、
一種のイニシエーションに
なるように思えるからだ。

常日頃から、
もらった手紙を読んだら
即ゴミ箱に捨てるタイプの人間に変身せよ、
ということではないのだ。

もっとも、それが出来れば、
モノがたまらなくていいだろうな、
とは思う。

でも、そういう人間になりたいわけではない。

そこを勘違いしない事が、大切だ。

心理学などでは、精神的な傷を修正するのに、
その人の幼児期や成長期に何があったかを
細かく追いかけるようなことをやったりする。

それによって、いろいろな問題の要因が
浮かび上がったりもするわけだ。

古い手紙の処分にあたって、
「見逃していた過去」を
掘り起こすことができ、
大いに内省する機会を得たようにも思う。

その上での処分であったから、
やはり「捨てる」ことの大切さは、
「とっておく」ことの大切さと表裏一体
かもしれないと考える。

とはいえ、これからは、以前よりも
「捨て上手」になりたいと
思わずにはいられない。

溜め込んでしまうと大変だ。

ときどき、人生の棚卸しを
した方が良い。

やたら風水を気にしている人がいるが、
あれは、いつもいつも気にしているより、
気がついた時に、時々実践するくらいが
丁度良いものであると私は思う。

いつもいつも気にしていたら
疲れちゃうからである。
間違いのない人生なんてないんだから、
なんでも占い的なことを気にし過ぎるのは
精神衛生上よろしくない。

間違ったときに、軌道修正できる
パワーとして使うことが
大事なんである。