伊勢丹新宿店で開催している、
「加山又造と日本の巨匠版画展」を
見てきました。
雪月花のセットが、600万円台だったけど、
つい最近別のデパートでは
800万円だったので、その金額の差に驚く。
軽く100万の差が…。
本気で購入したい人は、どこで買うか、
けっこう選ばないと、ですね。
年輩の方々が30万円くらいの作品の前で
「安い」を連発していたから、かなりお買い得な企画なのかも。
デパートなので販売が目的だから、店員さんに
いろいろ説明されたりもする。
興味深い解説も聴けたが、
月賦だったら買えないこともないでしょう?
みたいな勧められ方をして、ちょっと含み笑顔で応対。
でもまぁ、美術館で見てもいいような作品をこうして
見せてもらうんだから、デパートさんの販売営業にも
笑顔で応えなくちゃね。
あまり営業されないように、貧乏臭い服装で出かけたのだが、
平日の夕方にぶらりと来るあたりで、
やはりロックオンされたらしい。
若い人でも、勢いで買う人とかけっこういると思うので、
デパートさんとしても、どんどん営業するんでしょう。
あ、いや、私は若くないが…。
20代のとき、友人が80万円とか60万円のリトグラフを買って、
「どこに飾ればいいのか」と悩んでいたこともあったし。
そんなことを思い出しながら。
しかし、加山又造さんの作品などを目にすると、
「絵を描くとは、どういうことか」という、
根本的な問題をつきつけられたような気持ちになる。
「思い知らされる」と言った方がいいか…。
自分がやっている版画作品などには、どんな価値があるのか…。
そんなことを考えてしまう。
つたない自分の作品を、毎年のグループ展などで展示して
「見てください!」って
やってるわけだが、
つくづく、毎回、見に来てくれる友人や家族、親族に
感謝の念を覚える。
世に誇れる作品を、生きているうちに創り出せるだろうか…?
そんなことを思ってしまう。
加山又造さんは2004年に、逝去された巨匠であります。