「日展100年」あと何百年とっておくつもりかな? | ニコニコノコノコ

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日展

「日展100年」見てきたのだが…。

困惑。

何故に日本の「洋画」と言われる油絵はこんなにも魅力がないのか

単なる「真似っこの歴史」だから仕方ない、といえる作品もたくさんあるけど、

なんだって美しくない女性をわざわざ描くのか不思議でならない。


日本人的モラルから、あまり魅力的で美しい女性を描くのはタブーだったんだろうか?

あきらかにブサイクな女性像をおおきなキャンバスに描くことの意義は

いったい何処にあったんだろうな…。

何が「美」なのか。

色も美しくないし。退色?当時は良い絵の具がなかったのか?

ということばかり考えさせられる作品群であった。


日本画は良かった。色も美しい。

一緒に見た友人Sが言っていたことだが、日本人はやはり日本画の方が性に合う。

日本画の透明感、色の美しさは素晴らしい、と。同感。

加えて、学校で日本画の技法も教えたらいいのに、と言っていた。

まぁ、岩絵の具は相当高価な画材らしいので普及は難しいだろうな。


彫刻だけど、

どこかの会社の部長さんが酔っ払って全裸になっちゃったんですか?

と笑いたくなるような像があり…アソコにはお約束のように葉っぱがついていて、

これを笑わずに鑑賞しろといわれても、…私には無理であります。

みうらじゅん氏にも意見を聞いてみたい。


伊東深水の「聞香」という作品はとても不思議だった。

現代風の女性も混ざって描かれているが、姿勢が妙だし、

手前のすずりなどが描かれている部分が微妙に逆遠近で、全体にジッと見てしまう。

「何、これ?」という不思議な感覚に襲われる。

一種の装置のような効果あり。

まぁ、見て良かったのは、この1点だけですな。


あとは今後一生見なくてもいいや。


って、過激なことを言ってしまいましたが、美術作品だからって

果たして100年も200年もとっておく労力に値するのか?って、

美術館は一度考え直してみたほうがいいんじゃないかな?

つまらない作品をずっと抱えていると、ある意味、国力が落ちると思うんだよね。


まぁ、「昔はこうでした」ってことを知る勉強にはなるけどね。

それ以上のものを感じられない展覧会でした。

まぁ、それを知るための展覧会なので、企画意図は果たされているともいえるか…。

高い評価をする人もいると思うので、ここは、私の個人的な感想として流してください。。


合掌。