ウユニの町、すんごい塩。 | 添乗員 森田 世界の旅

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2月21日、ウユニ。

 

ウユニ塩湖を離れ、昨晩降り立った空港のある1万人程が

住むウユニの村へ向かう。

昼間の観光は先にウユニ村へ行く予定だったが、ちょっと

空模様に不安があり、午後に崩れそうな気がしたので、

先ほど2度目の塩湖観光をしてきた。

レンズにゴミが入ってしまいカタジケナイ、

ここは村の外れにあるスペイン語の直訳で、列車の墓場、

素敵なネーミングだ。

19世紀中頃、今はチリの港町アントファガスタがボリビア

だった時代、ボリビアの鉱物に塩を運び出すためイギリスが

鉄道を建設。

1884年に始まったチリとの戦争に敗れたボリビアは太平洋の

海(と海岸線の硝石)を失う。

1940年には完全に廃線となり、放棄された列車は少しずつ

土に埋まっていく。

 

空はまだ青く列車の哀愁は撮れているが、

非常に強い風が吹き抜けていた。

 

再び塩湖の方へ戻り、湖の淵にあるコルチャニ村へ。

塩湖の淵の集落は遥か昔から塩を採って暮らしている。

以前は乾季になると木製の工具で塩をかき集めていたが、

現在は機械でブロック状に切り出して、真っ白な上澄みを

集めている。

白と白の間の茶色い筋は昨年の乾季の終わりの塵や飛んで

きた土の層。

家畜用であれば土ごと与えるが、

建物の中に薪が突っ込まれていて

内側ではまだ湿度のある塩を乾燥させていた。

ウユニの塩がすごい、

説明によると、

通常浅い海の塩の結晶は四角いというが、

このピラミッド型の結晶は深海の400気圧の中で生まれると

言う。

本来深海でしか採取できないミネラルにはバラジウム、

ネオジウム、マグネシウム、カリウムにリチウムが豊富に

含まれリチウム塩に関してはウツに効くという。

高地ではミネラル補給が大切なので日本からポカリスエット

の粉末を持ってきてもらうが、

この塩を一つまみ水に落とせばポカリ以上のミネラルが

得られるとも。

他には、水道水もカルキを中和する、

初風呂に入れるとまろやかに、体ポカポカ肌はつるつる、

臭い足や水虫も消え、洗顔すればすべすべのしっとり。

残念ながら毛が生えるとは聞かない。

酒に入れれば悪酔いを防ぎ、

歯磨きすれば歯槽膿漏がよくなり、

洗濯時に入れると汚れがおちる、

臭いトイレの気になる所に振っておけば消臭に、

抗菌作用がありまな板からシンク回りの臭い雑菌おとしに、

 

塩なので食事にはご飯を炊くときに、

肉に魚全ての料理の美味しさが一段増す、とか、

食塩水で洗うと農薬を良く落とす、保存が効く、、、

と、色々聞いたが、

 

ミネラルが多くニガリが少ないので世界の料理家、

日本からはあのラーメン界の巨匠佐野実氏が取り寄せて

麺にスープに愛用していたとか、

 

佐野実、ラーメン、もうそれだけ聞けば十分だ。

驚きは1㌔1㌦程、よし3㌔持って帰ろうか。

 

それではホテルに戻ってちょっと休んだらまた塩湖に行こう、

今度はサンセットだ。