フィヨルド、滝、ノルウェーの旅の終わり。 | 添乗員 森田 世界の旅

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ハネムーン

7月13日、ハダンゲルフィヨルドで朝。

ハダンゲルフィヨルド、全長178㌔はノルウェーで2番目の長さ。

今までの荒々しさはなく海にかけてなだらかな土地に長閑さは

増す。

ウルヴィック人口はグッと増え1200人、牧畜だけでなく農業も

盛んだ。

ここでは遊覧船には乗らず昨晩から眺められるだけ眺め、

朝を迎えてまた眺め、これをもってフィヨルドの日々は終了

する。

 

60㌔、再びナショナルツーリストルートを走る。

スタインダールの滝、落差150m。

周囲には羊を飼う農家が数軒。

そう、ナショナルツーリストルートである由縁の一つ、

斬新なデザインのトレイルは滝の裏を通る。

150mの滝が流れ落ちる岩壁をくり抜いて、

これぞナショナルツーリストルート。

 

89㌔西へ。

ノルウェーの旅の終点は7つの山と7つの海(フィヨルド)に

囲まれた26万人都市ベルゲン。

スウェーデン、時にデンマークと共に歴史を歩んだオスロと

違い、首都のオスロよりも常に外国との海上貿易に活路を

見出だしてきた都市国家型の商人の町ベルゲン。

その繁栄を確固たるものしたのは1236年から約500年間続いた

ハンザ同盟都市時代。

その時代のドイツ人居住区は木造の三角屋根。

ところ狭しと住居に、倉庫に商館が建つ。

この木造家屋は幾度も火災に遭うも、そこはゲルマン魂で

同じものを建て直し、1702年の大火の際には90%が焼失するも

また復元し、

1789年にハンザは終われど、ここブリッゲン地区の建物は大切

にされ今や世界遺産となっている。

7つの山の一つフロイエン山(320m)にはケーブルカーが

走るが、今日もクルーズ船のお客が大挙して上陸中のため、

僅かな自由時間で登ることは諦めた。

魚市場は万年縁日の賑わい。

タラコのペースト。

ニシン等の缶詰。

クジラのソーセージ。

オヒョウ、タラ、イワシ、トビウオ、ししゃも等の魚卵の

キャビア類。

魚市場の先からは、歴史だけでなく現代の生活も始まる通り。

美術館集まるフェスト広場。

魚市場を背にこの白い建物の地下にスーパーがあった。

山とフィヨルドの旅でスーパーがある毎に探したブラウンチーズ

が沢山あったよ。お客さんに伝えたかったけどもう遅いね、

自由時間中だ。

魚市場の横にインフォメーションセンターがあるが、そこの

1階部分は場内の魚市場にレストランが。

で、その奥の公衆トイレなんだけど、10クローネ(150円)の

有料式。ここが違うのはクレジットカードでのみ利用可能。

いやー皆で苦労しながらスキャンして入ったけど、散歩した後

もう一度入ろうと思ったら、故障してたよ。

それでも北欧周遊にはカードは欠かせない。

4桁の暗証番号、ご記憶済みのね。

さてと、タラを食べたら空港へ行こう。

 

北欧の旅最後の夜はデンマーク、コペンハーゲンだ。

23時の夕日、コペンハーゲン。ラディソンBLUスカンジナビア

より。