「黒」がつく駅シリーズ⑩ JR信越本線・黒井駅 | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

陽春の黒地獄から続く、黒地獄木曜日の企画記事。

本年の木曜日は「黒」地獄の名称にちなんで、駅名に「黒」がつく駅をご紹介しております。

 

黒地獄本番の最終週第10週、15回目は、JR信越本線・JR貨物の黒井駅

2箇所目の黒井駅。新潟県上越市頸城区にあります。

 

信越本線黒井駅

 


改札口

 

 

尚、JR東日本とJR貨物とでは位置が若干異なります。

JR東日本の黒井駅は頸城区西福島、JR貨物の黒井駅は頸城区大字黒井にあります。

 

1902年(明治35年)7月に開業しました。

現在のカレンダー上の黒地獄期間に開業した、ということになります。

 

その昔は、この駅の南側に頸城鉄道の起点駅「新黒井」駅があったそうです。

頸城鉄道の路線は、ここから浦川原(うらがわら)駅まで延びておりました。

1971年(昭和46年)5月に廃止されました。

 

新黒井駅の石碑

 
 

 
 

 

 

ちなみに、この旧浦川原駅舎は北越急行のうらがわら駅から徒歩圏内にあります。

現在、ここには東頸バス本社が入っております。

 

旧浦川原駅

東頸バス本社

 
 

 
 

 

 

現在の黒井駅は、自由通路が設けられております。

これは、朝の通勤通学時間帯に踏切の遮断が長く、信越線をまたいで南北の往来に支障をきたしていた(つまり、いわゆる開かずの踏切問題)のを改善するためです。

2012年(平成12年)に竣工しました。

 

踏切

 

たしかに、北越急行や特急列車等の通過が多いので、開かずの踏切になりそうだなと思いました。

 

 

黒井駅を通過する特急

 
黒井駅を通過する北越急行の列車

 

 

 

隣の直江津駅から発着する北越急行ほくほく線の列車は、かつては普通列車も含めてすべての列車が通過しておりました。

しかし、黒井駅周辺は企業の工場等が多いため、その工場等に勤務する労働者の利便性を図るべく、市からJR東日本と北越急行に北越急行直通の列車を黒井駅に停車するよう要望を出しておりました。

 

例えば「ShinEtsu」ロゴで名高い信越化学工業の工場や、日本製鉄の工場などがあります。

 

信越化学工業の工場

 

 

それにより、ほくほく線の一部の列車について黒井駅に停車するようになりました。

その初日にはなんと、セレモニーまで開催されたとのことです。

 

こうしてみると、信越本線黒井駅の歩みは地域や利用者とともに、

少しずつ利便性を向上させてきた歩みだと感じます。

 

ここが、JR信越本線の黒井駅なのです。

 

陽春の黒地獄からゴールデンウィークを挟んで15週間の長きに亘り、

黒地獄木曜日の企画記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

すばらしい海の日「休暇」をお過ごしいただきたく。