オレンジエクスプレス。
近年の箱根駅伝で、法政大学がこのように呼ばれるようになりました。
本年の黒地獄本番の火曜日企画記事は、陽春の黒地獄に引き続き、
オレンジ色がシンボルカラーの俊足列車をご紹介致します。
急行や特急に限らず、快速でも準急でも鈍行でも、
オレンジ色の俊足列車ならオレンジエクスプレスとしてご紹介致します。
黒地獄本番第8週を迎えた本企画第13回は、
JR東日本中央線・特別快速
です。
中央特快
御茶ノ水
中央特快
珍しい209
東京
現在は「中央特快」「青梅特快」と呼ばれておりますが、当記事のタイトルでは登場当初の名称「特別快速」と呼びました。
それらに加えて、朝の上りには「通勤特快」があります。
この特快三兄弟が、中央線の俊足を担っております。
中央線は、新宿~八王子・高尾間で京王電車と競合関係にあります。
京王電車の特急電車に対抗するため、国鉄時代の1967年(昭和42年)快速よりも速い快速として「特別快速」が誕生しました。
現在の停車駅は東京、神田、御茶ノ水、四ッ谷、新宿、中野、三鷹、国分寺、立川から先の各駅です。
尚、登場当初の青梅特快は国分寺駅を通過しておりました。
1988年(昭和63年)12月に国分寺駅のホームが2面4線になったことから、同時に特別快速の名称が「中央特快」「青梅特快」になり、中央特快については国分寺にも停車するようになりました。
後の1993年(平成5年)4月には、青梅特快も国分寺に停車するようになりました。
中央特快
国分寺
通勤特快は、大月~高尾までの各駅、八王子、立川、国分寺、三鷹、新宿、四ッ谷、御茶ノ水、神田、東京です。
青梅線発の列車は、立川まで各駅に停車します。
中央線の色がオレンジ色になったのは、1957年(昭和32年)に101が導入された時でした。
その頃から、首都圏の中央線=オレンジ、という印象となったのです。
これが中央線のオレンジエクスプレス・オブ・オレンジエクスプレス、特別快速なのです。