本年も私たちは、ゴールデンウィーク終了直後から海の日「休暇」にかけての、祝日のない地獄の期間(黒地獄)の渦にぶちこまれました。
黒地獄は、カレンダーの平日が長い期間黒一色であり、祝日がひとつもないから黒地獄。
その黒地獄の暗雲を、黒い味覺を食して共に打ち破ろう。
第5回は
キッチン南海・カツカレー
です。
キッチン南海のカツカレーも、実は黒カレーだった。
それを、本年に入って初めて知りました。
しかも私は、キッチン南海の近所の学校にかよっていながら、ここを訪れたのは卒業してから。
さらに、神保町のタイ語教室にかよう友人に連れられて来たのが、ここへの初めての来店でした。
カツカレーが一番人気で、この日は30分も並びました。
何でも、ここキッチン南海はカツカレーの元祖なのだそうです。
漆黒の、スープのようにサラリとしたルー。
これが、キッチン南海自慢のカレーなのです。
カツカレーに限らず、普通のカレーライスでもクリームコロッケカレーでも、この黒いカレーです。
このカレーも、からさがジワジワとやってきます。
卓上にはマヨネーズがあり、これでからさを和らげる方もいるようです。
学生街の伝統の味。
思い出となっている方も多いでしょう。
私もこの味を、学生時代の思い出としておけばよかった。
キッチン南海(神保町店)
東京都千代田区神田神保町1-39-8
ハウス神保町1階
03
3219-1616
昔は神保町駅からすぐのところにありましたが、現在は少し離れたところにあります。
御茶ノ水駅からは、明治大学の先の「駿河台下」交差点まで行きます。