安全を考えるシリーズ② たった15cmの恐怖・ホームと列車との間のスキマ | AKI―エーケーアイ―

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本年3月28日、ブログ開設17周年を迎えます。これまでのご声援に、深く感謝申し上げます。

黒地獄本番2024の月曜日企画記事、安全を考えるシリーズ。

主に道路交通や駅構内、施設内での安全について考察する記事です。

この企画記事が、皆様の安全を守る一助となりましたら幸甚でございます。

 

第2週(改めての第2回)は

 

たった15cmの恐怖・ホームと列車との間のスキマ

 

です。

 

 

15cmというのは、郵便はがきや千円札ほどの広さなのだそうです。

この15cm(それ以上もあります)に足元をすくわれないように十分ご注意を、という話です。

 

乗客のホーム下への転落事故は、これまでに何件もニュースで見聞きしております。

特に6歳以下の小さな子どもの転落事故が多く、全体の8割を占めているのだそうです。

もちろん、大きい子どもや大人でも十分注意が必要です。

 

例えばお酒に酔っている時、その他体調不良の時など。

足元がふらっとしている時ほど、注意が必要です。

 

体調がすぐれない場合、無理して列車に乗車しようとせず、

しばらく休まれてからのご乗車を。

 

直線のホームであればさほど心配はありませんが、

カーブのあるホームはスキマが大きい箇所が出てきてしまうものです。

 

そのような駅ですと

 

一部、列車とホームの間が広く開いている箇所がございます。

足元にご注意ください。

 

という案内が成されます。

 

何も田舎の駅だけでなく、都心の駅でもあるのです。

 

例えば都営地下鉄浅草線の浅草橋駅、JR中央線の飯田橋駅など。

もっと惨いのは、これは田舎の駅でJR青梅線奥多摩駅、川合駅のホーム。

 

はっきり言ってガバガバ過ぎで、あれは落とし穴です。

何も対策らしい対策を取らんで、何をやっているのか?と思います。

 

ホームのスキマがあまりに大きい場合、一部の扉を締め切ることがあります。

秩父鉄道の和銅黒谷駅、浦山口駅で実施されております。

 

東武伊勢崎線の浅草駅も、大きなスキマのある急カーブがあります。

長い編成ではカーブ部分は扉を締め切る、特急列車では渡板を置くなどの安全対策を行っております。

 

特にベビーカー・車椅子をご使用の方や、杖をついておられる方、その他足腰の具合の悪い方は、

スキマのできるだけ狭い箇所を選んで乗車するのが良いと思います。

 

また、車掌の乗務する列車であれば、

最後部の車両に乗車するのも良いかもしれません。

(→車掌の助けを得られるかもしれないため)

 

昨今ではホームドアの設置が進み、ホームからの転落の可能性はかなり軽減されました。

 

しかし

 

この広いスキマについてはホームドアの有無に関係なく、

各々が(小さな子どものいる方は大人が特に)注意を

 

する必要があります。

 

いずれにしても、列車の乗降りには足元にも十分ご注意を。

ご安全に。