オレンジエクスプレス。
近年の箱根駅伝で、法政大学がこのように呼ばれるようになりました。
本年の黒地獄本番の火曜日企画記事は、陽春の黒地獄に引き続き、
オレンジ色がシンボルカラーの俊足列車をご紹介致します。
急行や特急に限らず、快速でも準急でも鈍行でも、
オレンジ色の俊足列車ならオレンジエクスプレスとしてご紹介致します。
黒地獄本番第5週を迎えた本企画第10回は、
東武東上線・川越特急
です。
TJライナーと同じく、LCカーの50090を使用します。
シートがクロスシートですが、特別料金は不要です。
川越特急はその名の通り、川越蔵の街の観光客向けに走る特急です。
朝の下り、夕方から夜間にかけての上りに運行されます。
かつては夕方から夜間の運行はありませんでしたが、
昨年のダイヤ改正で快速急行が川越以北で各駅停車になってしまったことにより、
夜間の上りにも運行されるようになりました。
この列車は池袋を出ると、朝霞台、川越、川越市、坂戸、東松山から先の各駅に停車します。
朝霞台の停車は、武蔵野線からの乗り換えに配慮しております。
朝の列車の一部は小川町駅に着くと、普通森林公園行きとしてクロスシートのままで運行され、車庫に戻ります。
夕方の列車の一部は、森林公園始発です。
この列車に小川町方面から乗車する場合、急行に乗車して森林公園で乗り換えます。
夕方から夜間の上り列車は、池袋で折り返して「TJライナー」になります。
こちらは、池袋から乗車する場合について料金が必要となります。
私も川越観光や、東松山や小川町、外秩父方面へのうどん買い出しで何度もお世話になっております。
東松山~川越間も颯爽と通過することに加え、夜の上りでは川越まで空いているのでとても快適です。
川越駅からは若干混み合います。
さらに、朝霞台にも停車するので武蔵野線への乗り換えも可能です。
実にすばらしい俊足列車で、これからも旧快速急行に代わって川越以北の俊足列車として活躍を続けます。
これが東武東上線のオレンジエクスプレスのひとつ、川越特急なのです。