タイプを何通りとするか
エニアグラムのタイプは
基底タイプだけだと
タイプ1〜9の9通りです。
ウイングも入れると、18通りです。
1w9、1w2、2w1、2w3、3w2、3w4、4w3、4w5、5w4、5w6、6w5、6w7、7w6、7w8、8w7、8w9、9w8。9w1
ウイングが軽いか重いか中間くらいかなどと
ウイングの程度を考慮すると
もっと細分化していきます。
基底タイプは
タイプ1っ、タイプ2っ、タイプ3っ、と
9通りにパキッと分類できますが
ウイングの程度はグラデーションなので
厳密に書こうとするとキリがありません。
1w2(ほぼ無いくらい軽)、1w2(軽)、1w2(中間の手前)、1w2(中間)、1w2(やや重)、1w2(重)、1w2(タイプ2の境界辺り)、…
でも、通常はそこまで細かく見る必要はないと思います。
ウイングの程度を細かく見るのは
ウイングの程度が近い者同士の比較のとき。
例えば、AさんとBさんがどちらも1w2(軽)で
AさんはBさんよりウイングが軽い、とか
そういう近場の比較のときです。
エニアグラムのタイプの通常の分類は
基底タイプだけの9通りでは大雑把過ぎるので
ウイングも入れた18通りがいいです。
基底タイプが同じでもウイングが違うと
性格がすごーく違います。
もう少し詳しくするときは
ウイングが軽いか重いかを加えて、36通り。
1w9(軽)、1w9(重)、1w2(軽)、1w2(重)、2w1(軽)、2w1(重)、2w3(軽)、2w3(重)、…
ウイングが軽いか重いかの違いだけでも
性格が結構違います。
タイプ判定法の一例
私の場合は
タイプ判定する相手の基底タイプによって
このような体の反応が起きます。
でもこれだけでは
基底タイプが防御か調和か攻撃かが分かるだけで
それ以上は絞り込めません。
基底タイプを絞り込むために
心の中に自動的に浮かぶイメージ
(色やアイテムなど)を見ます。
例えばこのようなイメージです。
基底タイプが分かったら
ウイングを調べます。
基底タイプの両サイドのタイプの
どちらかのイメージがします。
基底タイプと違って
「上辺」「表層だけ」という感覚が伴います。
タイプ判定のトレーニング
有名人の正確なタイプ判定リストを用意します。
エニアグラム研究家の竜頭万里子さんの本
「恋のエニアグラム」中央アート出版社、にある
有名人のタイプ判定リストはほぼ正確だと思います。
トレーニングするタイプを選びます。
1w2を選んだら
YouTubeなどの動画サイトで
1w2の人の映像をたくさん見ます。
注目するところは、外見と動作です。
外見と動作には
体癖(経脈の重心)やドーシャなども
いろいろ混ざった
総合的な特徴が現れています。
その中からエニアのタイプの特徴だけを
感知するようにします。
外見と動作をじーっと見たり
目の焦点をゆるめてぼーっと見たり。
自分の体の反応や
心に自動的に浮かぶイメージにも
意識を向けます。
そんなふうに全タイプやっていると
相手の18通りのタイプに対応して
自分の心と体が18通りの反応をすることを
はっきりと自覚できてきます。
今まで無自覚のうちに起きていた自分の反応に
はっきりと自覚的になって
タイプの番号をつけて整理整頓します。
その後は、相手の外見や動作を見なくても
相手の創作物(絵や文章)から出る波動だけで
判定できるようになっていきます。
これは全然特別なことではなく
ほとんどの人が無意識のうちにやっていて
ただそれを「エニアグラムのタイプ」として
認識していないだけです。
なぜなら、ほとんどの人が
タイプもウイングも同じ者同士で
仲良しグループになっているからです。
4w3の人は4w3の人たちと。
4w5の人は4w5の人たちと。
タイプが同じでもウイングが違うと
長続きする仲良しグループにはなりにくいようです。
タイプもウイングも違う者同士の
仲良しグループもありますが
少ないと思います。
タイプ判定の実用性
友人関係では
普通は縁の傾向性があって
いくつかの特定のタイプとばかり
縁があるはずなので
18通りのタイプを
全部判定できるようになっても
全部役立つ機会があるわけではないと思います。
家族・親戚関係では
友人としては縁がないタイプに
出会うことがありますが
やはり18通りのタイプに
まんべんなく出会うことはないと思います。
仕事関係では
インフラや医療などの仕事なら
全タイプに出会うかもしれません。
でも、関係者のタイプが
かなり偏っている職種もあります。
例えば現代美術の仕事だと
関係者の9割以上が
タイプ2と4だと思います。
そういうわけで
18通りの判定ができるようになっても
一部しか使う機会がないかもしれませんが
とはいえ、エニアを学んで
身近な人のタイプを
知っておいた方が良いと思います。
特に相手が自分と異なるタイプの場合です。
相手の価値観への理解が深まると
関係が円満になると思います。