ミスター半導体 | 直さんの独り言

直さんの独り言

50歳代前半に早期退職をし,ど素人が始めた「珈琲かぶとむし」も閉店し、今は新しいライフスタイルを模索中です。

92歳だったそうだ。世界の西澤と言われた博士がお亡くなりになった。一度だけお顔を拝見する機会があった。勤めていた会社の二代目の社長が西澤さんの後輩と言う縁で実現したのかどうか定かではないが、工場の視察にいらっしゃった時の事。 
一人の従業員が色紙を準備し、お言葉を頂戴した。どんな事をお書きになるのか、興味深く見ていた。さぞかし難しい事をお書きになるんだろうと思っていたが意に反し、あの西澤さんがこんなことを?と言う感覚だった。残念ながら正確に思い出すことは出来ない。

簡単な事を粗末に扱わない。当たり前の事を当たり前に。確かにその様なニュアンスのお言葉だった様に記憶している。
ある報道番組で印象に残ったのは、最新鋭の設備を使えば、誰でもそこそこの仕事が出来る。古い設備を使って良い仕事をするのが良い技術屋なんだと。  

流石だと思った。