傷 | 直さんの独り言

直さんの独り言

50歳代前半に早期退職をし,ど素人が始めた「珈琲かぶとむし」も閉店し、今は新しいライフスタイルを模索中です。

昔録ったプロのフォークシンガーの映像を見ているとある事に気付く.彼らにとっては商売道具であり一日に何時間と弾きつづけることもある大事なもの.そのボディーを良く見ると沢山の傷が見える.勿論演奏中にピックや指が触れて出来たものであることは間違いない.不思議なのはピックガードの付いている部位と反対側,第6弦の上側にあり,もう塗装が剥げかけているギターも相当数見受けられる.ピックガード側はピックを振り下ろした時にその勢いでピックガードをはみだしてしまうことはアマチュアでもよくある事.しかし,その反対側の部位には少なくとも自分のものには無い,あっても極々僅かである.セミプロの友人から聞いたことがある.上手い人は必ずと言っていいほどその部位に傷が付く・・・と.

長時間弾き続けることがその要因なのか,弾き方そのものにその原因があるのか自分には良くわからない.激しい弾き方をするアーティストの楽器に良く見られるということはそれも一因なのであろう.新しいギターを買い求める時にギブソンのギターを試させてもらったが,ちょっと期待はずれのような顔をしたら・・・店員が一言.

 

おとなしい弾き方ですね・・・それではなかなか良い音は出にくいと思いますよ.

 

そうなんですか・・・妙に納得させられて帰ってきましたが,なかなかその域には到達できません(^_^;)自分のギターの傷は頭に来てボディーに強く当たってしまったピックの傷ばかりが目に付く(笑).

 

散歩コースの公園から見える鳥海山.ちょっと空が今一だった.そして二日間騒いだ虫の産物.