スポーツ界のみならず世間を大きく揺らしたアメリカンフットボールの危険タックル事件．勿論あの危険なタックルをした行為そのものを擁護する気持ちは毛頭ないが，その行為に至るまでのあの選手を取り巻く環境，そして心の葛藤を思うと心が痛む．
危険行為を実施するまでの間の心境，退場処分後の彼の気持ちを思うとやるせなくなってくる．もしあの選手が自分の子供だったとしたら・・・胸が痛む．
記者会見に臨むまでの間の恐怖，緊張も計り知れないものがあったと思う．弱冠20歳の前途ある若者の将来と夢を摘んでしまうことになってしまったことに一人の大人として責任を感じずにはいられない．
それに引き換え日本国中を混乱に陥れている政界の大物達，そしてその権威にまとわり付く大人たち，忖度か何かは解らないが，何かを必死に守ろうと躍起になる役人のエリート達．本来守るべき対象が違うような気がするが，それにしても延々と時間稼ぎをし，どうみても理屈の通らない話しで国民を煙に巻こうとしている大人たちの行動は決して潔いとは言えない．
これからの自分がどうなるかも解らない状態で名前を公表し，全国放送のカメラの前で自らの非を認め謝罪したあの若者の態度は(その犯した罪の悪は悪として)見習うべきものがある．自分も含めて大人たちよ潔くあれと言いたい．