投手戦 | 直さんの独り言

直さんの独り言

50歳代前半に早期退職をし,ど素人が始めた「珈琲かぶとむし」も閉店し、今は新しいライフスタイルを模索中です。

息詰る投手戦だった,花巻東対彦根東の対戦.10回途中までノーヒットピッチングの彦根東の投手.まさかあの様な結果になるとは・・・2安打で敗戦投手,しかも,サヨナラの場面は犠牲フライと言うから何とも野球の神様のなせる業.

 

勝負の世界とはこの様なものなのだろう.あまり経験の無い自分には実感として湧かないのが残念であるが,救いは敗戦投手になった増居君の淡々とした表情だった.まさしく勝負は時の運という境地をしっかりと悟りきった様な姿に見えた.勿論悔しさはあるに違いない.家に帰って更に悔しさが甦ってくるのかもしれない.しかし,試合後の整列時のあの爽やかさは見ている者を感動させてくれた.帰ると直ぐ夏の甲子園に向けて練習がスタートすることだろう.もう一度爽やかな姿を見せて欲しいものである.

 

それにしても花巻東の勝負強さには恐れ入った.あわや完全試合かと思われた試合展開で少ないチャンスを見事にものにし,勝利を呼び込んだあの強さは日頃の鍛錬の賜物以外の何物でもない.西武で活躍している菊池君,メジャーリーグでデビューを果たした大谷君も喜んでいることだろう.