なみだ | 直さんの独り言

直さんの独り言

50歳代前半に早期退職をし,ど素人が始めた「珈琲かぶとむし」も閉店し、今は新しいライフスタイルを模索中です。

高梨沙羅さんの涙,そして高木美帆さんの涙.それぞれが様々な思いを胸に臨み,その結果に対して流れ出る涙.きっと頭の中を走馬灯のように様々な思いが駆け巡ったのでしょう.

残念ながらスポーツなどで自分自身はその様な経験が無いので本当のところは何も解っていないのでしょうが,あの姿を見ているとジーンと来るものがありますね.

 

悔し涙・・・・・サラリーマン時代のことです.二つの組織の当事者同士が納得して組織変更を行い,当時の上司も承認したことなのに,変更を求められてしまいました.その理由が外部(本社)から見てお互いの組織の領域が解りにくいというものでした.せめて上司が自分の言葉で私を説得してくれれば少しは救いようがあった気がします.

 

嬉しい(安堵)の涙・・・・・東日本大震災の時のことです.横浜に住んでいる次男に電話をしたのですが,大混乱の最中,なかなかつながりませんでした.このような状態だからとその晩は諦めて床に着きました.翌朝早く電話をしてもメールをしてもつながりませんでした.停電が続いていましたので携帯電話の充電が出来ず,焦りを感じたのを覚えています.次男は大学が仙台でしたのでもしかして友人を訪ねて仙台に・・・思いは悪い方,悪い方へと向かっていきました.

何度目のコールだったでしょうか?携帯電話だったか固定電話だったか覚えていませんが,ようやく受話器の向こうから疲れた様な次男の声が・・・都内へ出張中で電車が動かず立ち往生したとの事・・・かみさんと二人で涙したことを思い出します.

 

辛い涙・・・・・長男が専門学校入学のために東京住まいをすることになり引越しを手伝いながら東京へ行った時のことです.運悪く寒気に見舞われてしまい寒いの何の,秋田どころではありませんでした.サラリーマンの自分はそんなに長く会社を休むわけにもいかず,引越しも中途半端であったものの,長男一人を残し帰ることになりました.帰りに近くの電気屋さんに寄り,後のことをお願いして駅に向かいました.買い物をすると言って来た長男と別れてから振り返ることは出来ませんでした.

 

最近は齢のせいか涙もろくなってしまったようです.テレビ番組を見ていてもついつい貰い泣きという場面が以前より増えたような気がします.