今日は問題提起まで。


誰もが考えていると思います。


それなら、中国に依存しないで日本経済・世界経済は

発展可能なのか?


ぜひ、考えてみましょう。



  - 中国は世界第2の経済大国になった。

  - 世界大恐慌に匹敵するリーマンショック後の先進国の停滞のなかで、

  - 現状、数少ない成長を維持している(していた?)国

  - レアアースのほぼ全てを供給している国 

  - 低価格戦略の日本製品の供給基地

  - 日本国内で流通する低価格・加工食品・外食チェーン食材などの供給元

  - 急速に拡大しつつある消費・成長する市場


これがなくなったら、日本経済は、世界経済はどうなるのか?


存続不可能!


という答えは、単純すぎます。

そしておそらく間違っています。


戌渡のブログをご覧の皆様は

頭をフル回転させてください。


ヒントは ミクロ経済で考えると

つまり、企業・産業で考えると、 


  「困難は全てニーズである」


という事実。。。というか、スタンス


別の言い方をすれば、


  「困難を克服する製品・サービスを

    開発したものには

      大きな需要が集中する」



中国の存在がなくなったら、どの様な困難が発生しますか?

それを解消するために、どの様なことが必要(*)になりますか?


*必要は英語でNeccesity=動詞Need の名詞形です。


必要=ニーズなのです。


これを日本の戦略として関連する産業で取り込む。

これが出来れば、困難をばねに新しく産業が生まれ変わる可能性が生まれます。


ここで 政府の役割は 明確です。

中国が失われたことで打撃を受ける産業の

ショックを和らげること


そして代替製品・サービスの

開発コストを援助することです。


そしてこれによって、新しい産業が生まれるのです。

10年以上前に、あるセミナーで学びました。


ある状況に立ち向かわねばならないとき、

例えば、クレームの多い担当客に電話をしなくてはいけないとき。

(あるいは苦手な相手に電話。。。というとき)



A 「まず、最悪は何かを考える」

B 「その、最悪が起きたらどの様に対処するかを準備する」

C 「その対処方法の結果を受け入れる心の用意をする」



例えば 

A 「こっちの言葉遣いで、客がかんかんに怒る」

B 「もし、そうなったら、すぐに謝って上司に電話を替わってもらう。」

C 「もしその場合、上司からしかられることを覚悟する」


そこまで考えると、たいていのことは覚悟ができます。

そして、ほとんどの場合は、そんなに悪いことは起きずに、

かえって、クレームの多いと苦手だった客が上機嫌で

思いがけず楽しい会話が弾む。

などということもあります。。。私はありました。(笑)



先日から書いている、中国問題は、


現状、レアアースの輸出や、日本企業の製品の通関などが止められているようです。


そして、政府や企業は、日々のニュースで右往左往しているようです。



この状態に立ち向かうには、どの様に先ほどの

テクニックを応用できるでしょうか?


A まず、最悪は何でしょうか?


1. 食品・原材料輸出が止まる

2. 中国国内の日本企業が出資した企業の活動が制限される

3. 日本人の国外退去

4. 中国国内の日本企業・日本人の資産が凍結される

5. 在留の日本人の移動、出国が制限される


最悪とはいっても、1ヶ月単位、数ヶ月単位、1年、数年単位など段階が考えられますので、

とりあえず、それでも相対的におとなしい状況を想定してみました。


既に2は始まっていると考えられるのかもしれませんが、日本の自給力の低い食品の禁輸は、

日本にはそれなりのインパクトがあります。

さらに言えば、半日感情の高まりの中で、

毒ギョウザ事件が再発・多発するリスクも無視できません。

また、国内でも凍結される前に、中国株・人民元などに投資する資産を

売っておこうと、あわてた動きが始まるかもしれません。



そして、これらが起きた場合に、どのくらいの期間続くでしょうか?


「輸出を止めたら、困るの中国だ」 と思っている方、


それは大きな間違いです。

例えば食料なら、


中国は食料の輸出国から

輸入国になりつつあるのです



困るのは、せいぜい数年単位。

不足しつつある国内の食料を確保するだけのことです。


100年単位の国益・覇権で考えている中国は、

自国民の一部で数年単位の不利益が起こるのは、当たり前。


独裁国家ですから、弱いものは切り捨てられる。

切り捨てられる方も、それが分かっているから、

あきらめて、さっさと国家の方針で有利になる仕事を探す。




脱線しましたが、


最悪が起きて、もし食料・食品の対日輸出が止まったら、

食品需要が伸びている他の国(新興国)にまわすだけです。


その禁輸は何年も続く可能性があります。



尖閣諸島は、単に尖閣の問題ではないのです。


東シナ海および北太平洋における、

軍事的な意味があるのです。

中国にとっては、自国の海軍が、他国の領海を通らずに自由に展開できる

西欧の後塵を拝してきた歴史を変える100年単位の重要な意味です。




さて、Bの最悪の事態への対処と、 C その結果を受け入れる覚悟、

「そんなバカな」と思っても

日本の国の一つの方向性・選択肢として、


国民の一人ひとりが

考えて、検討しておく方がよくないでしょうか?

仮に取り越し苦労で終れば、それに越したことはありません。


出来れば、 「仲良し平和状況に戻って欲しい」 と祈るのは

心情的には分かりますが、


本当の外交は、そんな生易しいものではないのです。


そして、国民が最悪を理解し、それに備えている国に対しては、

うかつに手は出せないのです。



そういう国になることこそが、

他国の戦力に依存することなしに、

戦わずして世界の平和に貢献できる、貢献する

ということのはずです。

あえて 「ゲーム」 としました。


これは 「ゲーム理論」 と同じ意味合いでのゲームです。


つまり、命をかけるゲームでも、ゲームはゲームです。




日本政府および外務省の考えるゲームは


「こちらが平和を求めているのだから、相手は平和を求めているに違いない」


というゲームです。


つまり、

元の平和な友好関係に戻るために、仲良くしましょうという、

言うなれば「友愛(鳩山)ゲーム」  です



それでは、中国の仕掛けてきているゲームはなんでしょうか?



「尖閣諸島=領土をできれば無血で、 いざとなったら戦争になっても取る」

実力を備えた


「恫喝(北朝鮮)ゲーム」  と言っても良いでしょう。



そうなると、このゲームはどちらが勝つでしょう。



答えは、



自分自身をルールで縛った方が、負けます。


それはどちらでしょうか?



木刀 と 真剣 で戦ったら、勝ち負けは技術でしょうか?




北朝鮮を 「恐ろしい国」 と指摘する人がいますが、


それ以上に 恐ろしいことが起きている可能性を検討すべきでしょう。


それも至急です。





外務省は、政府は、なにを理解しているのでしょうか?

どのような事態でもそうですが


十分に準備され、繰り返し演習したものは、

適切な対応ができます。


日本を称して、「平和ボケ」 などと表現されますが。、

その真の意味を理解することになるのかもしれません。


特に、政治家は何を理解しているのでしょう。




まだ、ぼけたことを言っているのが、

我々、大衆であれば問題ありません。

しかし、首相経験者が、ぼけたことを言っているのは


この国が準備できているのか、そうでないのかを

良く表している様に思います。


外交、歴史、戦略、大局観  これが何よりも求められています。


戦後、やらないで来たことのツケが 

   今、来ているのでしょう。

戌渡から、


皆さんにお伝えすべきことが

あまりにたくさんあって、

それらをどのように整理して、

そして分かりやすくお伝えすべきか


試行錯誤しながら、


順番に取り上げたいと思います。



まずは、過去にあった日本と米国の間の 「経済戦争」


80年代に、特に顕著だったわけですが、

これは戦争などと呼ぶようなものではありませんでした。


日本は米国の傘の下で守られている存在。

いうなれば大企業の資本系列の中企業のようなもの。

技術力が高まり、ヒット商品が出て売れるといっても、

売る先は大企業そのものや、大企業のブランドで売ってもらっているようなもの。


そして、日米関係は政治的にも安定していました。



中国は、繰り返し反日のデモや、

首脳も国民の反日感情をあおることからも

分かるように。


さらに周辺の国との紛争が絶えないことからも

分かるとおり。


領土と、覇権意識が非常に高い。



この中国の基本姿勢は、米国の傘の下で守られ、

外交を米国追随の形で、

他国にゆだねてきた日本とは全く違う。



米国は、世界の警察官として秩序を守る

という美意識がある。

自ら国土を広げようという意識・行動はない。

つまり、関与する紛争は、他国を侵略するためのものではない。

(当然、安定が米国の国益に利するから。)


中国にはそのような意識は全くなく、

自国のために、紛争を起こし

   (1950年代以降のチベット問題の歴史・経緯を参照)

いまだに権益を広げようとしている。



それが今、日本が米国との協調路線に

ヒビが入ったことを受けて、

十分に準備した一つの戦略を発動した。


それが今回の尖閣諸島問題だ。


昨年来、中国海軍 と自衛艦とのトラブルなどが発生しているが、

これらは、軍の勝手な行動などではない 可能性もある。


日本の対応、米国の対応を図るために

探りを入れていた、そういう可能性を否定できない。



あまり話を進めると、かえって分かりにくくなるので、

このように表現すると良いだろう。


中国は歴史的に大国であり続けた。

中国の指導層は、大国の地位を取り戻す戦略を

実施している。


尖閣諸島と、日本とのトラブルは、そのなかの一歩に過ぎない。


中国と米国は全く違うのです。



実は4月にも戌渡はこの件でコメントしていたのですが、

今、読み返すとかなり過激なことを書いたな、と思いますが、

現実になってしまうとは。。。

http://ameblo.jp/inuwatari/entry-10516767950.html