★皮下点滴は1回にどれくらいの量入れるのがいいのですか?★ | 江東区 ZEROどうぶつクリニック blog

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慢性腎臓病の猫さんで、

自宅での皮下点滴をされている方からよく受ける質問です。

 

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猫さんの体重、脱水の程度、貧血の程度、高血圧の有無・・・

 

色々な要素を考えて、皮下点滴の量や頻度を考えるのですが、

実際には、75~125mlくらいで指示を受ける事が多いと思います。

 

輸液量を考える時に、イメージしておくことは、

皮下に入れた点滴液は、最終的に血管に入るという事です。

 

計算上、体重の1/13が血液量と言われています。

2.6kgの猫さんなら、200mlが血液量です。

 

100mlの点滴を入れると、時間をかけて血管の中に入りますので、

血液が2/3に薄まります。

※実際には脱水している猫さんに点滴をするので、

血管から身体の組織・細胞の中へ水分が補われますので、

点滴をすればするほど血液が薄まるという訳ではありません。

 

腎臓病だけど脱水していない猫さんに、ただ漫然と機械的に皮下点滴をしていると、

血管の中の水分量が増えて、高血圧を引き起こすことも考えられます。

 

また、一般的に使用される乳酸リンゲル液(商品名:ソルラクトなど)には、

かなりの塩化ナトリウム(塩分)が入っています。

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100mlの液体の中に、0.6g

 

ちなみに、腎臓サポートパウチ1袋の中のナトリウム量は0.34gで、

食塩相当量は、0.86gです。

 

皮下点滴は脱水を緩和させるあくまでも補助的な手段で、

可能な限り、飲水や食べ物で水分を摂ってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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