こんにちはニコ

 

 

びっくり先日、1年ほど前の目薬を持参され、
「コレ、冷蔵庫にしまっといたんだけど使える?」
というご質問をいただきました。

 

【要約】

  • 動物病院で処方される点眼薬は、他の子には使わない
     
  • 開封後の使用期限の記載があれば、期限を過ぎたら破棄する
     
  • 遮光袋で保管する場合も多い
     
  • 特定の日数の記載がなければ開封後1ヶ月を超えたら破棄する
     

目薬には、

抗菌薬・抗炎症薬・緑内障治療薬・角膜修復薬・抗アレルギー薬・・・などなど
たくさんの種類があります。

 

 

👇抗炎症薬(犬用)

 

 

 

 

 

動物用医薬品として市場に出ているものもありますが、
 

抗菌薬などは人体用の薬品が処方されることも多いです。


薬にたくさんの種類があるということは、


病気の種類もそれだけたくさんあるという訳で…。
 

症状が似ているから他の子にも・・・というのはよくありません。


👇抗菌薬(人体用)
DSC_7859.JPG 


室温保存」とあれば冷蔵庫に入れる必要はありません。
(※一般に室温とは20℃を指しますが、30℃を超えない状態なら可)
 

冷所保存」や「10℃以下に保存」などと書かれてある場合は冷蔵庫で保存します。
 

7日以内に使用してください」と具体的な日数が記載されている場合もあります。

 

 

 

👇白内障進行抑制薬(犬用)

 

 

 

 
 

白内障の進行予防の目薬は、溶解液と薬剤が別々になっているものもあります。



 DSC_7863.JPG
 

遮光して保存すること」や「この袋に入れて保存してください

という記載がある場合には、
 

光に当たると分解しやすい成分が含まれている場合があります。

品質を守るために点眼剤を必ず付属の袋に入れて、
 

直射日光を避けた場所に保管するようにして下さい。

 


遮光袋を紛失した場合には、遮光性の高い袋や箱等に入れて保管するようにして下さい。 

 


使用方法・保管方法が守られている場合(特定の日数が記載されていない場合)、


医療用点眼剤は開封後1 ヶ月以内に使用するようにして下さい。


なお、点眼剤のラベルまたは箱に表示されている期限は、
 

未開封状態での点眼剤の品質を保証する期間です。

 

 

 

【まとめ】

  • 動物病院で処方される点眼薬は、他の子には使わない
     
  • 開封後の使用期限の記載があれば、期限を過ぎたら破棄する
     
  • 遮光袋で保管する場合も多い
     
  • 特定の日数の記載がなければ開封後1ヶ月を超えたら破棄する