こんにちは
先日、1年ほど前の目薬を持参され、
「コレ、冷蔵庫にしまっといたんだけど使える?」
というご質問をいただきました。
【要約】
- 動物病院で処方される点眼薬は、他の子には使わない
- 開封後の使用期限の記載があれば、期限を過ぎたら破棄する
- 遮光袋で保管する場合も多い
- 特定の日数の記載がなければ開封後1ヶ月を超えたら破棄する
目薬には、
抗菌薬・抗炎症薬・緑内障治療薬・角膜修復薬・抗アレルギー薬・・・などなど
たくさんの種類があります。
👇抗炎症薬(犬用)
動物用医薬品として市場に出ているものもありますが、
抗菌薬などは人体用の薬品が処方されることも多いです。
薬にたくさんの種類があるということは、
病気の種類もそれだけたくさんあるという訳で…。
症状が似ているから他の子にも・・・というのはよくありません。
👇抗菌薬(人体用)
「室温保存」とあれば冷蔵庫に入れる必要はありません。
(※一般に室温とは20℃を指しますが、30℃を超えない状態なら可)
「冷所保存」や「10℃以下に保存」などと書かれてある場合は冷蔵庫で保存します。
「7日以内に使用してください」と具体的な日数が記載されている場合もあります。
👇白内障進行抑制薬(犬用)
白内障の進行予防の目薬は、溶解液と薬剤が別々になっているものもあります。
「遮光して保存すること」や「この袋に入れて保存してください」
という記載がある場合には、
光に当たると分解しやすい成分が含まれている場合があります。
品質を守るために点眼剤を必ず付属の袋に入れて、
直射日光を避けた場所に保管するようにして下さい。
遮光袋を紛失した場合には、遮光性の高い袋や箱等に入れて保管するようにして下さい。
使用方法・保管方法が守られている場合(特定の日数が記載されていない場合)、
医療用点眼剤は開封後1 ヶ月以内に使用するようにして下さい。
なお、点眼剤のラベルまたは箱に表示されている期限は、
未開封状態での点眼剤の品質を保証する期間です。
【まとめ】
- 動物病院で処方される点眼薬は、他の子には使わない
- 開封後の使用期限の記載があれば、期限を過ぎたら破棄する
- 遮光袋で保管する場合も多い
- 特定の日数の記載がなければ開封後1ヶ月を超えたら破棄する