海が、聴こえる | INUUNIQ(イニュニック)

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2011年11月11日始動

頭がパンクしそうになると、どこかへふらっと行ってしまう癖がある。
昔はそれが東京へ、だったりして。
思いつきで18切符買って電車に飛び乗ったりした。

最近はもちろん不意にそんな風に旅立つなんてなかなか出来ないんだけど。


先週の日曜日夜にぽーんと出かけてしまいました。
っていうても仲間と一緒だし、数日前から計画はしていたのだけれど。

題して、
夜明けの海ツアー
でございました。

泉南のほうにね。
車でね(乗ってただけ)。

焼肉食べてから向かった真っ暗闇な海はすごかった。
関空を離着陸する飛行機の音と、電車の音、ちょっとした花火の音。
その中で聴こえてくる不規則な波の音。
暗く静かに波打つ海に飲み込まれそうな気がして、
ビールを持つ手は止まり、ずーっと無言で居た。
他にも人は居たし話し声はしてるけれど、何だかとても静かで。
暗闇の中で心と頭の中がとても平静に戻っていった。


一緒に行った相手が恋人同士とかならまた違ったのかもしれんね。
それはそれでらぶらぶちゅっちゅとしてて楽しそうだな。
(と、周りを見て思った)


なんだか夜明けの海を見て泣こう!くらい思ってたのに、
明けてない暗い海で何だか満足してしまって、
コンビニに止めた車で寝てたら朝になった。
夜明けはいずこ・・・だったのだけれど、早朝の海も格別だった。

ぼけーっとした。
結構長い間呆けていたんではないだろうかね。

波の音を録音してみた。
とてもいい音。
封じ込めた、時間。



とてもいい時間だった。




『夜明けの海』

ここまで来るのに 随分かかったよ 
多くのものを失ったんだ 
失ったんだ

「綺麗なものだけでは未来は創れない」
わかってる 
そんなのわかってる 
僕が一番、知ってる

後悔ないなんて言えない 
汚いものも全部で僕だ 
見えないフリをして通り過ぎた全てのものに 
いつかまた出逢えるだろうか

僕らは粉々に砕けて 
さまよって 
その先でひとつになる 
怖がらないでいいよ 
悪夢が襲いかかっても 
いつか夜は明けるから

何もかも捨ててしまって 
誰かのせいにして
逃げ出したい 
そんな夜の片隅で

夢を語るあの日の僕には
顔向けできないのかもしれない 
だけど、怖くてたまらないけれど 
また明日に会いたいんだ

あぁ 夜明けの海で 
寄せる波は僕を潤す 
向こう側に昇る朝 
何度でも 
何度でも 
何度でも

理想と現実の狭間で 
さまよって 苦しんで もがいても 
怖がらないでいいよ 
夜明けの海が僕を待ってる

僕らは粉々に砕けて 
さまよって 
その先でひとつになる 
怖がらないでいいよ 
悪夢が襲いかかっても 
いつか夜は明けるから


間もなく28日、
ZEROでのバンドライブ。
絶対やばいよー見にきてね。