路線のひとつで、長駆長野県境に近い稲武まで足を伸ばしていた
「名稲線」を取り上げます。
まずは停留所から。
![$いい加減がよい加減-名稲線BS](https://stat.ameba.jp/user_images/20110721/23/inurosan/78/40/g/o0480032011365177875.gif?caw=800)
途中の豊田市までは、前回の「挙母線B」と同じ経路です。
ただし途中区間が「挙母線B」の急行と同じ運行となっており、赤池
までは長者町を除く各停留所に停車し、赤池~豊田市は諸輪のみ
停車となっていたようです。
また、豊田市以北はずっと国道153号線を通って終点稲武まで運行
しており、平戸橋までは急行運転で途中停車は喜多町四丁目のみ
でした。
名鉄バスセンター~稲武の走行距離はなんと80.2km!
次は、主要停留所の時刻を。
![$いい加減がよい加減-名稲線TT](https://stat.ameba.jp/user_images/20110721/22/inurosan/57/78/g/o0480024611365037196.gif?caw=800)
1日2往復が設定されており、3時間10分程度の所要時間で名古屋と
旧稲武町を結んでいました。
現在では、ちょっと使いにくい時間帯の設定ですね。
豊田市~稲武が2時間弱というのはともかく、名鉄バスセンター~
豊田市を1時間20分程度で走破していたというのは驚きです。
この名稲線のうち、現在も名鉄バス路線として残っている区間は
ほぼなくなってしまいました。
昭和40年代だからこそ運行されていた長距離路線バスです。