昭和40年代の名鉄バス路線-名稲線- | いい加減がよい加減

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本当は、鉄道&旅行貯金ブログなのです。ただ、お金&休みがないため、結果としてバスブログになっています。なんとか定期的に更新してますが、そろそろネタが尽きそうです。

前回に続き、今回も名鉄バスセンターから飯田街道を東に向かう
路線のひとつで、長駆長野県境に近い稲武まで足を伸ばしていた
「名稲線」を取り上げます。

まずは停留所から。

$いい加減がよい加減-名稲線BS

途中の豊田市までは、前回の「挙母線B」と同じ経路です。
ただし途中区間が「挙母線B」の急行と同じ運行となっており、赤池
までは長者町を除く各停留所に停車し、赤池~豊田市は諸輪のみ
停車となっていたようです。
また、豊田市以北はずっと国道153号線を通って終点稲武まで運行
しており、平戸橋までは急行運転で途中停車は喜多町四丁目のみ
でした。
名鉄バスセンター~稲武の走行距離はなんと80.2km!

次は、主要停留所の時刻を。
$いい加減がよい加減-名稲線TT
1日2往復が設定されており、3時間10分程度の所要時間で名古屋と
旧稲武町を結んでいました。
現在では、ちょっと使いにくい時間帯の設定ですね。
豊田市~稲武が2時間弱というのはともかく、名鉄バスセンター~
豊田市を1時間20分程度で走破していたというのは驚きです。

この名稲線のうち、現在も名鉄バス路線として残っている区間は
ほぼなくなってしまいました。
昭和40年代だからこそ運行されていた長距離路線バスです。