昭和40年代の名鉄バス路線-挙母線- | いい加減がよい加減

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本当は、鉄道&旅行貯金ブログなのです。ただ、お金&休みがないため、結果としてバスブログになっています。なんとか定期的に更新してますが、そろそろネタが尽きそうです。

2回目は、前回の「名岡線」と同じく名鉄バスセンターから飯田街道を
通って東へ向かっていた「挙母線」です。

名鉄バスセンターと豊田市を、いくつかの経路で運行されていました。
まずは停留所から。

$いい加減がよい加減-挙母線BS1

$いい加減がよい加減-挙母線BS2
A~Eの5路線が同じ挙母線でまとめられていました。
うち、「挙母線D」(23.6km)は「挙母線A」の三好止め路線ですので、異なる
経由地で4路線が存在していたことになります。

基本となる「挙母線A」(32.3km)は、名鉄バスセンターから東行き路線の
共通経路を今池まで行き、飯田街道を経て平針から名古屋市外に出ます。
その後、赤池から和合、三好、衣ヶ原を経て豊田市へ至る路線です。

「挙母線B」(32.6km)は、Aの和合から分かれ、現東郷町北部の諸輪を
経て現みよし市の新屋辻に出、旧国道153号線を通ってやはり豊田市へ。

「挙母線C」(32.8km)は、Aの三好から分かれ、新屋を経由して新屋辻に
出、Bと同じ経路で豊田市へ。

「挙母線E」(34.5km)は北回りで、Aの赤池から分かれ、県道58号
名古屋豊田線を通って米野木(現:本米野木)を経由し、黒笹経由の
県道231号米野木莇生線を通ってBの莇生に出て豊田市へ向かう路線
でした。

次に、起終点の時刻表を。
$いい加減がよい加減-挙母線TT1
まずは起点の名鉄バスセンター発の平日時刻表です。
こちらも急行の設定が「挙母線A」で2本あり、停車停留所は、赤池まで
の各停留所(除長者町)、三好上で、郊外は停車を極端に絞った設定と
なっていたようです。
どの路線もラウンドダイヤになっていませんが、「挙母線A」と「挙母線C」
が毎時1~2本、「挙母線B」が毎時1本、「挙母線E」は朝夕のみといった
組み立てでしょうか。

終点の豊田市発はこちら。
$いい加減がよい加減-挙母線TT2
西行きは、「挙母線B」にも急行の設定があり、停車停留所が諸輪、赤池
からの各停留所(除長者町)で、「挙母線A」の急行同様、郊外は停車が
1ヵ所のみでした。

現在も残っているのは「挙母線A」と「挙母線C」の後身のみとなっています。
「星ヶ丘・豊田線」の衣ヶ原経由と新屋辻経由で、名古屋市側が星ヶ丘起点
となった時代を経て、現在は赤池駅~豊田市でそれぞれ毎時2本が運行
されています。