昭和40年代の名鉄バス路線-名岡線- | いい加減がよい加減

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本当は、鉄道&旅行貯金ブログなのです。ただ、お金&休みがないため、結果としてバスブログになっています。なんとか定期的に更新してますが、そろそろネタが尽きそうです。

以前に、今から20年ほど前の1990年名鉄バス路線図を公開しましたが、
今度は乗合バスが華やかな時代であった、昭和40年代の状況を路線別に
紹介していきたいと思っています。
昭和40年代というと、名鉄バスでは名鉄バスセンターが開業(昭和42年
6月)した頃です。

ただ、なにぶんわたしが生まれる前の内容なので、正確性にはあまり
自信がありません。
詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただければと
思います。

まずは1990年路線図同様、故郷を通る名岡線から。
現在の祐福寺線のうち、赤池駅~祐福寺の前身にあたります。

まずは、経由停留所から。

$いい加減がよい加減-名岡線BS
当時は、「名岡線A」として名鉄バスセンター~東岡崎(42.9km)、
「名岡線B」として名鉄バスセンター~三好(24.3km)の運行区間でした。
名鉄バスセンターを出て、伏見通、桜通を経由して東田町から広小路通
を今池まで、阿由知通から飯田街道を通って平針へ、ここから名岡線
単独区間になり、県道56号名古屋岡崎線で東郷、三好、豊田南部を
通って岡崎市内に入り、日名橋を渡って伊賀町から梅園学校前を経由
して東岡崎駅へ至っていたようです。

「名岡線B」は、福田北口で「名岡線A」と分かれ、三好を終点として
いました。

また、面白いのは快速バスの設定で、停車停留所が、

白川公園前、東桜通、東田町、今池、八事、平針、東白土、祐福寺、
福田北口、明知、堤、若林、南広畔、三菱テスト場前、橋目

に限定されていました。

次に、停留所時刻表の一部を。
$いい加減がよい加減-名岡線TT
今と比較しても、めっちゃ本数が少ないです。
名鉄バスセンター~東岡崎の直通便は毎時1本もなく、しかも2本に1本は
快速バスとなっています。各停便が1時間40分、快速バスが1時間半程度
で結んでいました。
昔、母が「急行があってうちの(最寄り)バス停には停まらず、本数が
2時間に1本しかなかった」と言っていたことがこれでやっとわかりました。
「名岡線B」は最終便の1本のみで、出入庫扱いであったことがわかります。

また、岡崎側は区間便の設定があり、おそらく朝夕の通勤輸送用で途中の
若林から分かれて若林駅前まで行く便が2本、途中のフタバ産業前止まり
が数本運行されていたようです。

この時代以降は、名古屋側が八事、地下鉄平針等が起点となった後に、
赤池駅が起点となり、現在は祐福寺経由で前後までの運行となっています。
岡崎側は岡崎線として、フタバ産業前までの運行に短縮されています。