ネットで調べればよく出てくることなので、特段大した内容ではありませんが、ローン借り入れのポイントは
頭金(自己資金)を極力入れないこと = 借り入れ額を最大限増やすこと
金利と保証料が複雑に絡んでくるので、とても文字だけでは説明できませんが、ポイントは以下になります。
①「保証料を抑えつつ、自己資金を極力使わない」でローンを組みたいと融資担当に伝える
②銀行の融資担当者に保証料のシミュレーションをしっかり行ってもらう
③住宅営業に資金計画書や見積もりの作成を詳細に行ってもらい、銀行の融資担当との連携を綿密に手配する
結局のところ、銀行ローンを賢くお得に借り入れるためには、住宅ローン控除をうまく活用するしかないです。
住宅ローン控除は、家の借金返済を国が負担してくれる形になるので、国により多くお金を払ってもらうためには、銀行からの借り入れ額をできるだけ増やすことになります。
一方で、借り入れ額と保証料はトレードオフなので、保証料を抑えつつ、どこまで借りられるのかはしっかり融資担当と相談しましょう。
銀行からしても、借り入れ額を増やしてもらうのは実績として良いことなので、かなり積極的に動いてくれると思いますが、この際、住宅営業もしっかり巻き込まないとハウスメーカー律速のやり取りになってしまいます。
①私の場合
保証料の査定のポイントの1つに、勤務年数がありますが、私は勤務年数が短かったため、どう頑張っても保証料が1.5%より安くなることは無かったです。
従って、頭金はそれなりに出せる状況ではありましたが、ほとんど自己資金は出さず(出す意味がない)、現金で必要な支払い以外のお金を、ほぼ銀行から借り入れました。
私と同じケースの方は、自己資金は何が何でも使わず、借入額を増やすという姿勢を貫くといいと思います。
②妻の場合
妻は勤務年数が私より長いので、少し自己資金を出せば保証料が1%に下げることができました。
10万円単位で銀行の融資担当にシミュレーションしてもらい、保証料が1%になるギリギリのところを攻めてローンを組みました。
実際、妻も私と同じように、自己資金を出さないで保証料1.5%の選択肢もありました。
ここで考えるのは、①の「自己資金をほとんど出さずに保証料1.5%」と②の「最低限の自己資金を出して保証料1%」のどちらがお得なのか。
誰か本気で詳細に計算して欲しいと思いますが、私がざっくり計算した限りだと、ほとんど差は無かったです。
ただ、おそらく後者の②の方がお得で、意外と「抵当権設定」費用で差が付きます。
司法書士に頼む抵当権設定費用は借入額に応じた諸費用になりますが、私と妻では(実際はちょっとしたものではありますが)、私の印象では意外と差がある程度にはありました。
例えば、家の費用が4000万円で、自己資金が500万円だったとして、この500万円は頭金として使うのではなく、10年後のローン控除の計算が変わる瞬間に出すのがもっとも賢いです。
自己資金は最初に出すのと、後で出すのでは結果としてお金の損得に繋がります。なるべく後に出すべきです。
ローン控除の恩恵を受けられる期間は、(もちろん金利が安ければの話ですが)、ローン残高が高ければ高いほどお得になります。
また、資本主義の仕組み上、お金を稼ぐにはお金が必要になります。
使わなかった頭金の一部を、投資運用などに回してお金を膨らますことも重要だと思います。
頭金として使わずに、結局銀行に置いておくだけなら、それはあまり意味がないと思います(銀行の金利はほぼゼロなので)。