明日から相模原市多頭飼育崩壊の保護・手術が始まります | 言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

3本の脚を虐待できられてしまった育生(なるみ)ちゃんをきっかけに始まったブログででしたが、
チョコママの猫レスキューをしている日常の様子をご紹介してます。素敵なご縁探しもしています。

火曜日に突然舞い込んだ多頭飼育崩壊の

一斉保護を明日行います

 

相模原市も一生懸命に動いていても

市に愛護センターがないので

収容場所がなく

市内で活動するボランティアとたんぽぽの里で

保護をしますが一部は短期間であればと

市の収容スペースで数頭だけ保護

 

それが現実

 

神奈川県動物愛護センターは

収容動物が多いからと

状況を言う前から

「もう無理です無理です

待ってる動物がたくさんいるので」と

状況確認すらしてくれないと言う現実にげんなり

 

今回保護を急ぐのには3つの理由

 

猫が産まれている

すでに2世帯の母猫は保護そして盛りにとノミによる

怪我の多いこと

 

そして最大の理由は

子供たちの緊急の保護を要る状況である事

 

 

 

猫だけでなくいわゆる

セルフネグレクト

ゴミ屋敷であることと

人間が蚤に刺されまくると言う生活環境に

子供たちを住まわせる事ができないから

 

少しでも改善し

親子が安心して暮らせるように

本日市役所周りでたらい回しに会ってきました

 

 

いろんな場所に案内されていくけれど

「相模原はゴミ屋敷とかの対応する部署とかないんですよ」

威張っていうことか?

 

「火事でも起きるまで放置ですか」と言えば

「放置はしません、業者を紹介します」

 

あの〜猫の放棄費用も払えない人にどうしろと?

 

「猫は・・・」

と、口を揃えていうので

「今日は猫のことではなく人間の福祉の観点からお伺いしております」と

 

猫の方は愛護センターの収容機能が止まっているので

相模原市のボランティアさんたちで

センターに入所できるまで一時保護

そして、市にも数頭だけ保護をお願いしたが長期は無理ときた

 

どんだけ「できない」を言えばいいのだろうか

 

東日本大震災の教訓はどこにもない

多頭飼育崩壊はある意味災害クラスであるというのを理解していない

 

もちろん今回の視察でゴミ屋敷発覚

のみだらけの環境

・・・

 

 

いろんな問題が見えるなかで

どこの現場でも

行政が主体となって動くのはなく

子供や老人、障害者へのネグレクトを放置してるんだから

動物の福祉なんて夢物語

 

一応、行政にも福祉面から動くように働きかけたけれど

猫ボラがする前に動いて欲しかったと思います

 

 

オレンジリボン運動って知っていますか?

ある小さな兄弟が虐待によって亡くなった

痛ましい事件から起きた運動です

 

今回、暴力とかそういった事はありません

ですが子供の福祉から考えて

行政ができる事はたくさんあるのに

誰一人としてこの1週間の期間に

児相への相談すらされていない現実があります

 

 

子供たちが安心して過ごせるように

行政も手を差し伸べてほしいと切に願った1日でした

 

ペットの問題の裏側には

人の問題が必ず見え隠れしています

 

今回、子供の福祉から考えても

動物の飼育放棄の意思がある状況下で

お金がないから飼育放棄もできない

→ボランティア(今回はたんぽぽでなく個人ボラさんが立替)

飼育放棄したくても

→愛護センター・相模原市が引き取れる状況でない

→ボランティアが保護せざるを得ない

→民間への丸投げ

(初期医療はたんぽぽの里で対応します)

(親子猫10匹途中猫1匹たんぽポンそ後で保護完了しています)

 

 

最後に・・・

 

児童福祉法第25条(要保護児童発見者の通告義務) 
要保護児童を発見した者は、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない(抜粋)。
児童虐待の防止等に関する法律第6条(児童虐待に係る通告) 
平成16年の改正で「虐待を受けた児童」から「児童虐待を受けたと思われる児童」に改められました。

1 児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに、これを市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村、都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。

 

生活を立て直す上で

人間も動物も保護が必要である状況である事は

明白な事実です