令和版・子猫を拾ったら1(神奈川県動物愛護センターの子猫対応の現状) | 言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

3本の脚を虐待できられてしまった育生(なるみ)ちゃんをきっかけに始まったブログででしたが、
チョコママの猫レスキューをしている日常の様子をご紹介してます。素敵なご縁探しもしています。

春は、新しいスタート

希望に満ちて・・・

いろいろ意味での巣立ち

 

初めての保育園、幼稚園。

家庭という中から社会への巣立ちに一歩。

小学校、中学、高校、大学

社会人としてのスタート。

 

桜の咲く頃

猫のボランティア団体は

その年の子猫の保護に胸を痛めるし

対応に追われる

 

このくらいの大きさは3週齢くらい
お耳もしっかり
 
ママ猫がいる時は、ママと一緒に保護を!!
育て終わったら、手術してリリースが一番です
 
ときに、状態の悪い猫も保護することはありますが
その時はすぐに病院に

 

2ヶ月くらいの猫さんも

風邪や下痢は命取りです

 

この子もひどい耐性菌のウイルス疾患で
この後悪化し右側のお目目の光を失いました
 

 

このくらいのサイズなると
行政は自活できる猫と収容を断るけど
自活できない猫は行政に保護をする義務があるので
そこを押してください
また、怪我や病気の時には
負傷猫制度もあるので
保健所に負傷猫制度で保護を依頼してください
 
 

 

野良猫として生きていかせるか

家庭の猫として巣立たせるか

猫が出会った人次第で

その猫生は決まっていく

 

猫を拾う人も多くない

「猫、拾ってしまったんですが、

うちでは飼えなくて保護してもらえませんか?」

多分年間に200件以上は舞い込む相談である

 

たんぽぽの里は基本的に

一般からの保護は受けていませんが

命に関わる状態と

私が判断した時のみお預かりをするが

その頭数も、バカにはならない

 

乳飲み猫や親の猫に遭遇してしまったら

 

*まずは保温

 ホカロン

(直置きは低温やけどするから気をつけて)

 暖かいペットボトルをコンビニで買ってもよし

 同じタイプのオレンジ色の蓋のペットのボトルに

 70度前後の湯を入れてタオルで巻いでも良い

 お母さんの温もりで子猫は保温されています

 この保温がされているかいないかで

 その猫さんの今後の生命が大きく左右されます

 

*低体温症…乳飲みの時に低体温に陥ると

     その後、回復をしても

     低体温だった状況により

     内臓がダメージを受け、

     特に腸がダメージを受けた時は

     どんなに順調に育っているように見えても

     10日から2週間後に壊死に陥り、急死する

     保護時低体温の猫さんは

     2週間を乗り越えると

     安堵する乳飲みボランティアは多い

 

*赤ちゃん猫を保護したら

(2ヶ月くらいまでは特に)保温を!!

もちろん、2ヶ月位以上の

子猫にも保温は大切です

 

 

去年の春、低体温で県のセンターに

収容された乳飲み猫さんは

駆けつけた際にお風呂にして温め、

ドライヤーで乾かしカテーテルで授乳

 

 

動きも出てきたので安堵し連れて帰るために

職員さんに準備してもらって帰宅したら

ホカロン2つが箱に敷き詰められて

薄いタオル一枚の上に・・・

低温やけどをして、

さらに逃げ場がなくいた亡くなったという

悲しい事例もあり、

保温に管理に関してもセンターに

申し入れをした経緯があります

 

センターにはたくさんの乳飲み猫や

弱った猫も収容されるのですが

以前は処分するための施設で

職員も知らずに済んでいたことですが

今は、生かす施設としたのですから

臨床獣医を置くなり

基金を使って、獣医師会にもっと診療をお願いすべきかと

個人的には思えてなりませんが

皆さんはどう考えますか?

 

 

*授乳 

お腹をすかせているはずですが、

牛乳はあげないでください

お習字とかで使ったスポイトとか

ホームセンターにも

哺乳瓶が売っていると思います

 

飲ませ方がわからなければ

無理には飲ませないでください

仰向けにしたり

立たせて飲ませるのは危ないです。

うつ伏せでお母さんの

おっぱいを飲むようにあげてください

誤飲してしまうと赤ちゃん猫はあっという間に

死んでしまいます

 

また、離乳食缶詰を食べられる目安は

前歯が生え始めていること

ただし、この時期に消化ができないので

ペーストタイプの離乳食を使用してください

 

センターでもご飯よく食べてますと

毎春、職員さんがいうのですが

何をあげているの?と聞いて

まだミルクでしょう・・・

「下痢になるな!!」(心の声)

嘆きたくなることが多々あります

 

センターの職員さんが毎春変わるたびに

猫の日齢…週齢を伝えてたり、

ミルクの与え方をつたえているにに

誤飲という事故が多発している現実に

どうして申し送りができないのかと

頭を抱えます

 

今シーズン平成31年度から令和元年の

センターでも授乳のミスで命を落とした数は

片手では足りません。

センター職員の批判ではなく

センターとしての機能の問題定義です

命を扱うのですから

もっと知ってください

 

開業している獣医さんでも

子猫の季節に授乳指導や、

カテーテル授乳の指導を

させていただいた事がりますように

「獣医大学で乳飲み猫の授乳なんて

実技なんてないんだよ」

とおっしゃっていました

 

 

 

でも、でも、

関わった獣医さん達は

命を助けるために学んでくれます

センターの職員さんも

私たちボランティアが伝えたことに対し

必要なことは学んでくれています

 

今のシステム、本当に変えて欲しいです

 

 

8月にボランティアと行政の話し合いで

乳飲みを出す条件に一切触らないでという声も

あがっていましたがそれは違うかと

 

私たちボランティアは

猫を保護してしまった人にも

子猫の飼育方法を

伝えたりもしているのですから

いくらでも、授乳指導はできるはずです

 

行政としてもっとシステムを

作って欲しいと思います

8月にそんな事があって

今回、1/22に子猫がいることから

センターの猫の様子を見に行く傍

授乳指導をしてきましたが

早くに行政から声かけをして欲しかった

ちょこママは思います

そすれば、

年末の子猫が誤飲で

死ぬこともなかったはずです

 

 

少し、話が逸れましたが

もしも、お腹が空いている猫

グッタリしている猫がいたら

お砂糖をほんの少し

お口に入れてくださるだけでも

命が繋がります

 

また、背中を少しつねるようにして離すと

普通はすぐに戻りますが

まったり戻る時は脱水です

下痢していたり、そういう状況下では、

保温をして、お口にお砂糖いれて病院に

 

できれば、乳飲み猫が対応できるかどうか

聞いてから受診されることを

お勧めします

 

うちから猫を迎え入れてくださった方が

猫を拾う事があり

病院に行ってくれたけど

「こんな小さい子に注射なんてできない

生きていくかは本猫次第」と言われたと

泣きながら連絡をもらった事がありますが

他院紹介で今は先住さん達と

過ごしています

 

 

*のみ取り

フロントラインスプレーになります

病院で対応してもらってください

 

どんなにたくさんいても

首、尾の付け根、お腹周りに

1、2度スプレーして

くしゃくしゃ?してみてください

 

これまた・・・

センターでの出来事ですが

昨年春に子猫が収容されていた時

すごい、のみの数の乳飲みがいました

到着した時は

体全身にフロントラインがかけられていて

体温も奪われるし、かけすぎだし・・・

慌てて、全身を洗いました

 

 

のみが多い時で

糞尿まみれの時は

私は、まずは全身洗ってしまいます

乳飲み猫は清潔が一番と考えているからです

 

短時間で速やかに・・・

その時は、ユニチャームさんから出ている

おしり洗い洗浄液がべとついたうんちも

落ちしてくれるすぐ物を使用しています

 

本来であれば

シャンプーして直後の駆虫はNGですが

長年、いろんな獣医師とのやりとりで

最小限のスプレーをションプー後にしています

 

また、のみ取りをした後

キャリーや入れてある箱を閉めないでください

アルコールが揮発しているので

しばらくは密封状況にならないようにしてあげてください

 

 

シャンプー

ミルク

の動画は近日中にupしようと

思いますので参考にしてください

 

子猫を拾ったら

保温・授乳(低血糖にならないようにお砂糖でも)

状況によりシャンプー・駆虫