今回のパルボに関して。 | 言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

3本の脚を虐待できられてしまった育生(なるみ)ちゃんをきっかけに始まったブログででしたが、
チョコママの猫レスキューをしている日常の様子をご紹介してます。素敵なご縁探しもしています。

今回のパルボウイルス発症にかんして、

たくさんのご心配をおかけしましたこと、申し訳ありません。



6月11日の時点のセンターからの引き取りは

当初5匹の予定。

でも、センターの中にいる猫を見てしまえばせつなくて、あちらこちらに電話を掛けまくり。

とりあえず、預かり先の見つかった猫の数をひきだす。

だから入ったばかりの子猫を置いて帰ってきています。



かなり後ろ髪はひかれたけれどどうやってもおき場所のない猫をひきだすことはできないから。

帰り道で、まず4件のお宅に猫を6匹をおろし、

後日3匹、3匹、2匹、1匹、2匹をそれぞれに移動予定。

我が家には2匹のこる予定。



でも、ハプニング発生。

3匹引き取りは1週間後に伸ばして…

2匹の家はコクシジウムいると告げてあったにもかかわらずやっぱり先住がいるので・・・

センターでの確認をしての引き取りでも、

ドタキャンというやつですね。



3匹は、翌日、翌々日に移動。



そのころから…不穏な気配で、猫の預かり宅への搬送をストップ。



そして、1週間後に病院で白血球の検査をしてもらったら

1200.



その後、坂道を転げ落ちるように、パルボが勢いを増していきました。



センターからパルボの保菌猫としてきたのはたぶん3匹。

そして、その3匹と一緒に入っていた猫が遅れて発病。

それと同時に、風邪の治った猫や、15日に3種混合を接種した猫が次々と倒れてしましいました。



もちろん眼摘出の猫ちゃんも、体力が下がっていたので、

食欲が落ちた時点で入院をしていましたが、

パルボ発覚の寸前に亡くなってしまいました。



カリシウイルスや、鼻気管炎で元気になっ手、いよいよワクチンが打てるよと接種したばっかりに

パルボの進行を早めてしまったようです。



パルボが出てからのかかりつけは、

診療はしてくれるものの困ったなぁ~といったオーラが出ているようで、、、

私以外のほかのボラさんも「行っちゃダメなんでしょうか?」と聞くこともあり。

ただ、かかりつけには、私たちが保護した猫が紹介されてまだワクチンを打っていない猫もいっぱいいっているし、

時期的に、たくさんの子猫が保護される時期で、

行きづらいうえに、さらにほかの病気でかかっても、

「パルボ」とひとくくりにされているようで、、、




要も、倒れてから病院にでんわして、折り返しの電話まで数時間。

そして診察が始まってからも、レントゲン室に運ぶか運ばないかで数分。

血液検査も、血液をとっても結局、そのままなくなってしまいました。



家に帰ってから病院から電話で

「白血球の数は26000でした。」

「えっ?」

「白の数は知っておいた方がいいと思って調べたので費用をお願いします。」

「はい」

とはいったものの、

心の中では、すでに死んでしまっている猫の白血球を調べて何になるのだろう?

生きて具合の悪い子猫がいっぱいいるのに。

どうせ調べるのならそっちにしてくれればいいのに。

と、チョコママは正直思いながらも、これが現実なんだな~と

言葉を失うだけ。




死因は、肺膿胸。

先生が「さしておけな助かったかもしれない」とぽつりと言った言葉は

正直今も、心に刺さったまま。



パルボの出ていない時期ならば待つこともなく診てもらえた。

助かるはずの命が消えていった。

これほどまでに切ないことはありません。




その後、幸いにも他の動物病院の先生が4院協力をしてくれて、治療を再開。

それぞれ、保護場所の近くの病院。

チョコママにの家の猫に関して言えば、先生が往診にきてくださって。



でも往診に来てくださっている先生のところにも、

チョコママが以前あずけていたかたが、子猫が風邪をひきおてあげになり、

そのワクチン未接種の猫を置く場所はなくて、その先生の病院で

風邪治療を兼ねて今も2匹入院中。



先生から今日その2匹にもワクチン打ちますねと連絡が入りました。

会いに行きたくても、先生を信頼してお願いしています。

そんなこんなで、往診の先生も、今は我が家では無理。

だって、パルボうつっちゃうし。

里親さんたちワクチン打ちたいとか言ってたし。



それじゃ今はどうしているの?

とおもうでしょう。



自分の感情は捨てることにしました。タミフルのことをいろいろ調べて下さった先生が、

元のかかりつけと、よく話してごらんととアドバイスを頂いて・・・



主人にいたっては、

「今の病院の先生も、すごくいい先生だと思うけれど、お前の獣医師の基準になっている

獣医師たち程、飼い主の気持ちを考える先生はいないだろうからな~」と・・・



たしかに、

そうなんです。

みんないい先生なんですけどね。

そして、昨日の日記にオフラベルユースの事をかいたけれど、



パルボの検査に関して…



猫のパルボの簡易キットはありません。

パルボの検査を簡易キットでしているのはあれは犬用です。

パルボの陽性がきちんと出ているものに関してはほぼパルボは確定のようですが、

陰性に関しての見解は、獣医師の判断はまちまちです。

そして、そのパルボ検査のキットを作っている会社に問い合わせをしたドクターがいましたが

猫に関しては一切の保証はしませんとのお返事があったそうです。



感染初期や、まだ微量の猫パルボウイルスに感染をしていても

出ない場合もあるということ。

その時に、検査をしたから大丈夫と言ってもあとからパルボがわかることもあるそうです。



ですから、簡易キットでは陽性の判断はできるが陰性の的確判断には至らないということです。

陰性であるかどうかを調べるのであれば、

血液または便を外注検査で抗原検査をしなければ判断できません。




ですが、至急で検査を出しても4,5日はかかるし、

その間にパルボの進行は進むし、発症後1日以内でなくなる子もいます。



白血球の数という判断もありますが、

これも、それだけでは正直他の病気の可能性もあります。




皆さんはパルボといえば、

吐く、下痢をするって思いませんか?



でもそうではありません。



今回のパルボで40匹近い猫が他界しましたが

そのうち、嘔吐だけをした猫は3匹。

下痢だけをした猫は5匹に満たず。

下痢嘔吐をした猫はわずかに2匹。



そして、症状はただただ、、、たべない。じっとうずくまっている。

まるで、FIPを疑うようなそんな始まり。

そして、眠るように逝ってしまった子たちがおおかったです。

たぶん心臓や、脳にウイルスがいってしまったのでしょうという先生方の見解がありました。



パルボと分かっている猫を診察していた先生が

「これ!パルボに見えないし。

これをパルボと疑う獣医師はいないでしょう。

ぱっと見元気だし、飼い主が変だっていっても、

ちょっと元気ないだけだね」といいながら留置をとってくれた先生もいます。



また、ワクチン接種のあとは便今朝の簡易キットでは、

陰性でもパルボ陽性に反応することがあるのでご承知おきください。




同時に、血液トマツで血液再生像がみられなかったおちびにゃん。

先生も、貧血もすすでるし、嘔吐がひどいからこの子は無理かもといった子猫は

今は走り回っています。



大丈夫と思っていた子猫が命をおとし、

ドクターですらもう駄目だよとといった子猫が生き残ったり・・・



正直わからないことばかりの今回のパルボです。




そして、今回パルボ発生に関して報告をしたのは、

人づてにたんぽぽの里でパルボがだたんだって…というのがうわさがうわさを呼ぶのが一番いやだったので

報告をしました。



また、パルボに関していろんな意味でいろんな方に知ってほしいと思ったからです。



江東区のペルシャ猫でパルボが出たけれど情報開示をせずに、

一般の方の猫がなくなったことがありました。



そして、そのパルボが出ている方が、話し合いにも参加をしていた事実もあります。

パルボが出以上、その人がパルボのウイルスを運ぶことにもなるので、

極力ワクチン未接種の猫のいる方と会うことは望ましくないということをどうか知ってください。



また、パルボに感染したかもといった危惧を持ったことがとある団体でもおきましたが

そのなかでも、パルボかもしれない猫がいるからお見合い、お届は一時保留といった話が出たことがありますが、

パルボかもしれないと言ったらもうもらってもらえない。

余計な心配をかけたくない。

etc...
公表はせずにおわりました。
幸い、疑いだけで済んだからよかったけれど、こんなこともあったのです。
その時、私はそのレスキューにも携わっていましたから意見として初伝えましたがつぶされました。
だからこそ、今回のパルボの報告にいたる次第です。


うやむやにするのは、絶対に間違っていると私は思います。

ためらってしまったことで被害が増えたら取り返しがつきません。



たんぽぽの里の1ボラさんのお宅でパルボでなくなった子猫がいます。

でも、1匹の子猫が下痢で亡くなった・・・



そして、今回ボラさんたちにパルボの事に関して、消毒の徹底、

里親会に、子猫がい匹でもなくなった場合、ほかの猫が元気でもその方の参加を見合わす決定をくださしても

パルボの怖さを体験していないから

わかってはくれません。



獣医さんにも頼んで、その怖さも説明していただいたり、

パルボが落ち着いたら、ボラさんたちと勉強会をしなくてはいけないと

おもっています。




地震が来たら、みんな大慌て。

地震にあったことのあある人は備えあり。

でも私はと言えば「地震?」

「猫どうしよう。ケージの数が・・・」

「捕まらない子どうする?」

「もしも、家壊れるような地震が来たら生きていれば避難場所に行くし・・・」

とこんな具合。



だからみんなにとってのパルボは、

こわいものであるのはわかっていても、

どのくらい怖いのかは知らない。



そして、パルボの治療にあたってくださる先生の少ない現実。



今回の新型インフルエンザは

正直パルボ程の怖さはないと個人的には思うけれど、

猫でこんなにバタバタしんで行く病気・・・

犬でも死んで行く・・・

ジステンバーだってそう。



ウイルスだからいつ変異するかだって正直わかんない。



FIPだって、去年あたりからボラさんや、獣医師さえ多すぎるとあちこちで言っている。



人間に移るうつらないは別として、

もう少し、獣医療のウイルス感染の治療を進めてほしいと切に望みます。




話はそれますが



サーズウイルスってしってますよね。

あれもコロナウイルスの新種株ということ。



伝染性紅斑もパルボウイルスの一種。



人間との、動物との共通感染はありませんが・・・




付け加えとして…



パルボに感染して治癒したからとすぐに里親さんにお渡しは×です。

なぜなら、パルボウイルスは治った後でも、保菌猫として、糞尿などに弱いパルボウイルスを放出するからです。

海外の文献で、タミフル使用をした場合ウイルスの放出が治癒後数週間でなくなるといった報告もされていて

もしもそれが本当ならばありがたい限りである。



また、パルボウイルス放出中の新たな子猫の飼育開始や、

ワクチン未接種のお宅にパルボ治癒後の猫のをお渡しは避けるべきである。



また、パルボが治ったからその猫は生命力があり、とても丈夫ですといった方もいるが

それに関して獣医師は、不確かだとコメントをしています。

同時に、確かに生命力はあったからこそ助かった命ですが、体に大きなダメージを受けたのも事実です。



予後不良などにならないように里親様には

パルボ感染の事をきちんと伝えるべきだと私個人は思っています。