休日のお昼ご飯って、
みなさんは、どうされていますか。
たまには、
外食もいいですよね。
でも、
家にいる時間が長かったりすると、
なんとなく、
自分でご飯を作ってみようかな、
なんて思ったりします。
私の場合は、
そんな気まぐれを起こしてしまいました。
それが、
あんな大惨事を引き起こすとも知らずに。
せっかくのお休みだから、
ちょっと手軽に、
美味しいものが食べたい。
そう思ったときに、
ふと頭に浮かんだのが、
『焼きそば』
でした。
焼きそばって、
なんだか無性に食べたくなりませんか。
野菜もお肉も、
一緒にたっぷり摂(と)ることができます。
それに、
パパッと作れてしまうイメージが、
なんとなくありました。
冷蔵庫を開けてみると、
ちょうどいい具合に、
豚肉とキャベツと人参が入っていました。
「あ、これ、完璧だわ。」
そう思ってしまいました。
ここで、
軽い気持ちで準備を始めたことが、
あとで大きな問題になってくるのです。
では、いったい、
何が起きたのでしょうか。
それは、
作り始めてすぐのことでした。
コンロの前に立ち、
フライパンを熱します。
油を少しだけ引いて、
まずは豚肉を炒めました。
ジュージューという、
いい音がします。
お肉の色が変わってきたところで、
次は野菜の投入です。
キャベツと人参を、
一気にフライパンへ入れました。
ここで、
ちょっとした油断がありました。
「野菜の量が、
思った以上に多いかも。」
そう感じた瞬間には、
すでに遅かったのです。
フライパンのサイズに対して、
具材が明らかにオーバーしていました。
それでも、
「まあ、炒めているうちに、かさが減るでしょう。」
と、そのまま強火でガシガシと炒め続けたのです。
こういうのって、
よくあることではないでしょうか。
少しの油断が、
大きな失敗を招く。
人生においても、
そういうことって、
あるような気がします。
野菜がしんなりしてきたところで、
いよいよ麺の登場です。
3人分の麺を、
袋から出しました。
ここで、
さらに欲張ってしまったのが、
私の悪い癖です。
「3人分、
一気にいっちゃおう。」
そう思ってしまったのです。
一つのフライパンに、
山盛りの具材。
そこに、
さらにどっさりと麺を投入しました。
フライパンの上は、
すでにパンク状態です。
山のような焼きそばの具材と麺。
そこへ、
追い討ちをかけるように、
付属の粉末ソースをふりかけました。
「全体に味が行き渡るように、
しっかり混ぜなきゃ。」
そう思って、
大きめの菜箸(さいばし)を手に取りました。
そして、
力いっぱい、
ガシッと混ぜ合わせたのです。
その瞬間でした。
事件は、
起きました。
ザザーッ、と。
フライパンの限界を超えた麺と野菜が、
盛大に、
コンロの上に飛び散ったのです。
「あ…。」
声にならない声が出ました。
目の前で繰り広げられた光景は、
まさに、
惨劇(さんげき)でした。
飛び散った麺は、
コンロの隙間に落ち、
ソースの汁は、
白い調理台のあちこちに飛び散り、
床にまで、
ポタポタと茶色いしずくが垂れています。
これは、
単なる料理の失敗ではありません。
自分のキャパシティを超えた行動が、
物理的な破壊として、
目の前に現れた瞬間なのです。
そう考えると、
なんだか少し、
笑えてきたりもしました。
けれど、
笑っている場合ではありません。
現実の片付けが、
待っているからです。
ここで、
問題になるのが、
『ソースの粘り気』
というものです。
ソースが床やコンロに飛び散ると、
すぐに拭かないと、
ベタベタになってしまいます。
私は、
急いで台所用のウェットティッシュを取りに行きました。
しゃがみ込んで、
ひたすら床を拭きます。
コンロの五徳(ごとく)を取り外し、
その隙間に入り込んだ麺のカスを、
爪楊枝(つまようじ)でほじくり出しました。
「私は、
いったい何をしているんだろう。」
ふと、
そんな思いが頭をよぎります。
ただ、
お昼に焼きそばを食べたかっただけなのに。
どうして、
こんな大掃除のようなことを、
しているのでしょうか。
こういう時間って、
人生において、
必要なのかどうか、
ちょっと分からなくなりますよね。
でも、
不思議なものです。
必死になってコンロを磨き、
床をピカピカに拭き終えたあと、
なんだか妙な達成感がありました。
「綺麗になったから、
まあ、いっか。」
そんなふうに、
前向きに捉えてしまう自分がいます。
肝心の焼きそばはどうなったのか、
気になりますよね。
実は、
フライパンから盛大に飛び散りはしたものの、
辛うじてフライパンに残っていた分だけで、
一人分くらいの量は、
確保できていたのです。
飛び散った分は、
すべて処分しました。
残った焼きそばを、
お皿に盛ります。
見た目は、
ちょっとボロボロでしたが、
ソースのいい香りがしています。
ダイニングのテーブルに座り、
一人でその焼きそばを口に運びました。
味は、
普通に美味しかったです。
むしろ、
大惨事を乗り越えたあとだからなのか、
いつもよりも、
美味しく感じられたような気もします。
こういうのって、
やっぱり経験なのかなと思います。
次に焼きそばを作るときは、
絶対に、
フライパンの大きさに合った分量にしよう。
そう、
強く心に誓いました。
みなさんは、
おうちでお料理をしていて、
「やっちゃったな」という失敗をしたことは、
ありませんでしょうか。
こういう思わぬハプニングも、
あとから振り返ってみると、
なんだか良い思い出、
いや、
笑い話になったりするものです。
完璧じゃなくても、
たまにはドタバタするくらいが、
ちょうどいいのかもしれません。
次に休日に台所に立つときは、
もう少し慎重に、
平和に、
お昼ご飯を作りたいなと思いました。
でも、
もしかしたらまた、
同じようなことを繰り返してしまうかもしれません。
人間って、
なかなか学習しないものですよね。
そんな自分のドジな一面も、
愛おしく思えるような、
そんな休日のお昼ご飯でした。
ちょっと、
話しは変わりますが、
みなさんは、
普段のお買い物で、
どんなところを歩くのが好きでしょうか。
大きなショッピングモールも、
もちろん便利でいいですよね。
でも、
たまには、
少し昔からあるような商店街を、
ぶらぶらと歩いてみるのも、
楽しいものです。
私の場合は、
時間ができると、
近所の商店街に足を運ぶことがあります。
せっかくのお休みだから、
遠くまでお出かけするのもいいけれど、
たまには、
こういう近所の場所を、
ゆっくり歩いてみるのも、
いいものだなと思うのです。
先日も、
お天気がよかったので、
午後からふらっと、
歩いて出かけてみました。
いつもは素通りしてしまうような小さな八百屋さんに、
ふと、
足を止めてみたんです。
店頭には、
旬のお野菜が、
きれいに並べられていました。
スーパーのように、
きっちりとパック詰めされているわけではなく、
なんだか、
無造作に置かれているような感じが、
かえって新鮮に見えたりします。
お店番をされていたおばあちゃんが、
「これ、今朝採れたばかりで美味しいよ」
と、
声をかけてくれました。
こういう、
お店の人との何気ない会話も、
商店街ならではの、
楽しみの一つですよね。
思わず、
トマトと、
きゅうりを買ってしまいました。
スーパーで買うよりも、
少し不揃いな形をしていたりして、
それがまた、
愛おしく感じられたりします。
こういうのって、
やっぱり、
お買い物の醍醐味(だいごみ)なのかなと思います。
では、いったい、
私たちは、
何を買うために、
お店に行っているのでしょうか。
もちろん、
食材や日用品という、
「モノ」を手に入れるためです。
でも、
それだけではないような気もします。
ここで、
問題になるのが、
『心の豊かさ』
というものです。
お買い物をしているときの、
あの、
ちょっとワクワクするような気持ち。
新しいお野菜を見つけたときの、
小さな発見。
店員さんとの会話の温かさ。
そういう、
目には見えないものも含めて、
私たちは、
お買い物を楽しんでいるのではないでしょうか。
そう考えると、
日々の暮らしの中には、
たくさんの小さな楽しみが、
隠れているものですね。
少し、
話しは戻りますが、
さきほど買ったトマトを、
帰ってから、
さっそく洗って食べてみました。
包丁で切ると、
みずみずしい香りが、
ふわっと広がります。
一口食べてみると、
皮が少し硬めだったけれど、
中の果肉が甘くて、
なんだか、
懐かしい味がしました。
最新のハイテクな食べ物ではないけれど、
こういう素朴な味も、
たまにはいいものです。
人間、
たまには、
立ち止まってみることも、
必要なのかもしれません。
忙しい毎日を送っていると、
どうしても、
効率ばかりを考えてしまいますよね。
いかに時間をかけずに、
いかに上手にこなすか。
そういうことばかりに、
囚(とら)われてしまうことがあります。
でも、
たまには、
失敗したっていいし、
遠回りしたっていい。
むしろ、
そういう不器用な時間の中にこそ、
本当の楽しみが、
あるような気がするのです。
効率よく生きることだけが、
すべてではない。
そう、
心から思える瞬間があります。
お料理で焼きそばを焦がしてしまっても、
それはそれで、
笑い話になる。
商店街でのお買い物が、
少し非効率でも、
そこには温かい交流がある。
そういう、
ちょっとした寄り道こそが、
私たちの生活を、
豊かにしてくれるのではないでしょうか。
みなさんは、
最近、
どんな寄り道をされましたか。
たまには、
時間を忘れて、
気の向くままに、
歩いてみるのもいいかもしれません。
予定通りにいかないことだって、
人生にはたくさんあります。
でも、
予定通りにいかないからこそ、
面白い出会いがあったり、
新しい発見があったりするのです。
そう考えると、
日々のハプニングも、
悪くないなと思えてきます。
次の休日は、
どこに行こうかな。
特に、
遠くへ行く予定はありません。
でも、
また近所の、
まだ歩いたことのない道を、
少しだけ、
歩いてみようかなと思っています。
もしかしたら、
また新しい八百屋さんを見つけて、
店員さんとおしゃべりするかもしれない。
もしかしたら、
また何か、
ちょっとした失敗をするかもしれない。
でも、
それも含めて、
楽しみにできたらいいなと思います。
完璧な休日じゃなくていい。
少し、
ドタバタしていて、
少し、
のんびりしていて、
そんな、
自分らしい時間を、
これからも、
大切にしていきたいなと思います。
さて、
そろそろ、
夕ご飯の支度を始めないとですね。
今日のメニューは、
あの八百屋さんで買ったトマトを使った、
シンプルなサラダにしようかな。
今度は、
焦がさないように気をつけながら、
丁寧にお料理しようと思います。
みなさんも、
素敵な休日を、
過ごされましたでしょうか。
また、
何か面白いことがあったら、
ここで、
お話ししたいなと思います。
それでは、
また。
エプロンをキュッと結び直して、
キッチンの蛇口をひねると、
冷たいお水が心地よく手を包み込んでくれます。
さっきまで歩いていた外の空気の匂いが、
まだ少しだけ髪に残っているような気がします。
こういう、
お出かけの余韻を感じながら、
夕ご飯の準備をする時間も、
嫌いではありません。
むしろ、
一番ホッとする瞬間かもしれません。
みなさんは、
お出かけのあと、
お家に帰ってきてからの一人時間って、
どんなふうに過ごされているでしょうか。
すぐに荷物を片付けて、
テキパキと夜の家事を始める方も、
いらっしゃるかもしれませんね。
私の場合は、
ちょっとソファに座って、
買ってきたお花を眺めながら、
一息ついてしまうことが多いです。
「ふうー」
っと、
小さく息を吐き出すと、
休日のスイッチが、
ゆっくりと日常のスイッチに切り替わっていくのが分かります。
こういう、
気持ちの切り替えの時間って、
意外と大事なのかもしれません。
せっかくのお休みだからといって、
無理に予定を詰め込んだり、
遠くまで出かけたりしなくても、
いいんですよね。
近所を少しお散歩するだけで、
新しい発見があったりして。
それだけで、
十分すぎるくらい、
リフレッシュできたりします。
ようするに、
どこに行くかよりも、
どんな気持ちで過ごすかなのかなと思います。
そう考えると、
日々の暮らしの中には、
小さな楽しみが、
まだまだたくさん隠れているような気がしてきます。
いつもは見逃してしまうような、
道端の小さなお花だったり。
ご近所さんの、
お庭からただよってくる金木犀の香りだったり。
そういうものに気づける余裕を、
いつでも心の中に持っていたいなと思います。
忙しい毎日に流されていると、
ついつい忘れがちになってしまうけれど。
立ち止まって、
周りを見渡してみるだけで、
世界が少しだけ優しく見えるから不思議です。
あ、
お鍋のお湯が沸いてきそうですね。
トマトを湯むきして、
冷やしトマトにしようと思っていたんでした。
おしゃべりに夢中になっていて、
少しお湯を沸かしすぎちゃったかもしれません。
でも、
そんなうっかりも、
今日くらいはご愛嬌ということで。
包丁をまな板に当てる音を聞きながら、
今夜の献立に思いを馳せます。
シンプルだけど、
新鮮なお野菜があれば、
それだけで十分ごちそうになります。
お料理をする時間も、
慌てず、
のんびりと、
楽しんでいきたいなと思います。
今日の夜は、
温かいお茶でも淹れて、
録画していたドラマでも見ようかな。
それとも、
積読になっていた本を、
少しだけ開いてみようかな。
そんなことを考えるだけで、
明日からの平日も、
また元気に頑張れそうな気がしてきます。
みなさんも、
今夜は温かいものを食べて、
ゆっくり体を休めてくださいね。
また次の週末に向けて、
それぞれのペースで、
日常を楽しんでいきましょう。
それでは、
本当に、
またお会いしましょうね。