先日、近所のスーパーへ行ってきました。
本当は、
トイレットペーパーを買いに行く予定でした。
でも、
なぜか足が勝手に、
アイス売り場へ向かってしまったのです。
こういうことって、
ありませんか?
せっかくのお休みだから、
ちょっとだけ甘いものが食べたいな、
そんなふうに思ってしまったのです。
私の場合は、
あの、
チョコレートがコーティングされた、
ちょっと贅沢なアイスを選びました。
お値段も、
普段より少しだけお高いやつです。
かごに入れて、
レジを済ませて、
家路につきました。
ここで、
問題になるのが、
『帰り道の気温』
というものです。
日はすでに傾きかけていて、
風も少しだけ涼しく感じられる、
そんな夕方でした。
でも、
アイスは溶けてしまいます。
はたから見たら、
ただの主婦が歩いているだけに見えるでしょう。
しかし、
私の心の中は、
まったく違っていました。
まるで、
時限爆弾を抱えているかのような、
そんなスリリングな緊迫感に包まれていたのです。
『溶けてはいけない』
そう、
頭の中で、
謎の使命感が燃え上がっていました。
急ぎ足になりすぎず、
でも確実に、
自宅への道を急ぐ。
小走りになりたい気持ちをぐっと抑えて、
大股で歩きます。
こういうのって、
なんだか少し、
学生の頃の部活の帰り道を思い出したりします。
みなさんは、
どうでしょうか?
アイスを買って帰るだけの道が、
こんなにもドラマチックに感じられたこと、
ありませんか?
少し、話しは変わりますが、
私たちは普段、
どうしても退屈な日常を過ごしがちです。
家事をして、
洗濯をして、
掃除をして。
毎日が、
同じことの繰り返しのようにも感じられます。
では、いったい、
何が私たちの日常を、
鮮やかに彩ってくれるのでしょうか。
それは、
大きな旅行でもなければ、
高価な買い物でもありません。
実は、
こういう、
『ささやかなイベント』
なのかなと思います。
たとえば、
スーパーで買ったアイスを、
いかに溶かさずに持ち帰るかという、
ほんの些細なミッション。
それだけで、
いつもの帰り道が、
まるで冒険のステージのように変わってしまうのです。
そう考えると、
私たちの生活というのは、
自分次第で、
いくらでも面白くできるということなのかなと思います。
家に無事、到着しました。
冷凍庫を開けて、
アイスが無事であることを確認した瞬間、
なんとも言えない達成感がこみ上げてきました。
これは、
ちょっと嬉しかったです。
大げさではなく、
なんだか大仕事をやり遂げたような、
そんな晴れやかな気持ちになりました。
さっそく、
お皿に出して、
一口食べてみました。
ひんやりとしていて、
甘くて、
濃厚なチョコレートの味が口いっぱいに広がります。
歩きながら感じていた緊張感も相まって、
いつもより何倍も美味しく感じられました。
こういう時間って、
意外と大事なのかもしれません。
忙しい毎日の中で、
ほんの一瞬立ち止まって、
自分のための楽しみを味わう。
それだけで、
明日からもまた頑張ろうというエネルギーが、
自然と湧いてくる気がします。
みなさんは、
最近、
どんな小さな冒険をしましたか?
もし、
日々の生活に少し退屈を感じていたら、
帰りにちょっとだけお高めのアイスを買ってみるのも、
いいかもしれません。
もちろん、
溶かさないように気をつけるという、
小さなスリル付きで。
次は、
どこのスーパーで、
どのアイスを買おうかな。
そんなことを考えながら、
冷凍庫の扉をそっと閉めました。
また今度、
お気に入りのアイスを見つけたら、
ここでこっそり報告したいと思います。
それでは、
また。
そういえば、
帰り道で見かけた公園の木々も、
少しだけ秋の気配が混じってきたような気がします。
季節の変わり目って、
なんだか少し切なくなったりもしますが、
こういう小さな楽しみを見つけると、
これからのお出かけも、
もっと楽しくなりそうです。
今度は、
温かいお茶と一緒に、
ゆっくり味わうのもいいかもしれませんね。
それでは、
また次の休日に。