この間、
近所のスーパーに行ったんです。
たまには、
ちょっと美味しいお惣菜でも買おうかなと思って。
カゴの中に、
お野菜とかお肉とかを入れて。
お会計をしようと、
レジの列に並びました。
私の順番が近づいてきて、
ふと、
レジの横を見たんです。
そこにあったのが、
『レジ横のホットスナック』
です。
揚げたての唐揚げが、
きつね色に輝いていました。
もう、
あの、
ジュワッと音がしそうなビジュアルです。
香ばしい匂いが、
ふわっと鼻をかすめました。
こういうのって、
ずるいですよね。
明らかに、
計算された配置です。
買わせる気満々の、
魔のゾーンです。
私は、
心の中でつぶやきました。
「今日は、
野菜中心のヘルシーな晩ごはんにするんだ。」
そう言い聞かせて、
目を背けようとしました。
けれど、
目は自然と、
その黄金色の唐揚げに戻ってしまうのです。
これは、
単なる唐揚げではありません。
私に対する、
明確な誘惑です。
頭の中で、
小さな天使と悪魔が……、
なんてベタなことは思いませんが。
ただ純粋に、
「今すぐ食べたい」という、
本能が目を覚ましました。
思った以上に、
強い引力です。
レジの店員さんが、
「お次の方、どうぞ」と笑顔で言います。
私の手は、
カゴを持ちながらも、
レジ横をチラチラと見ていました。
「あの、唐揚げも一つ…」
と言いかけて、
ぐっとこらえました。
危なかったです。
一歩間違えば、
カゴの中身が野菜から揚げ物一色になるところでした。
こういうのって、
やっぱり、
人間の意志の弱さを試されている気がするんです。
みなさんは、
どうでしょうか?
レジ横の誘惑に、
スルーできるタイプですか?
それとも、
私と同じように、
毎回心が揺らいでしまうタイプでしょうか。
実は、
こういうちょっとした出来事の中に、
日々の小さなドラマがあるんですよね。
そう考えると、
スーパーのレジ待ちも、
なかなかスリリングな時間です。
まあ、
今回はなんとか勝利して、
唐揚げなしでお会計を済ませました。
お家に帰ってから、
「やっぱり買えばよかったかな」と、
少し後悔したのは秘密です。
次は、
負けてしまうかもしれません。
次はいつ行こうかな。
今度は堂々と、
あの黄金色の誘いに乗っかってみるのも、
悪くないような気がしています。
少し、話しは変わりますが、
お買い物って、
不思議なものですよね。
ただ必要な食材をカゴに入れて、
レジを通って、
家に帰るだけなのに。
そこには、
その日の気分や、
小さな葛藤が詰まっています。
ようするに、
スーパーマーケットという空間自体が、
ちょっとした『小さな冒険の舞台』なのかなと思うんです。
たとえば、
通路の端っこで、
新しいドレッシングを見つけたときとか。
「こういうの、
サラダにかけてみたら、
いつものお野菜も、
もっと美味しくなるかもしれない。」
そんなふうに、
ささやかな楽しみを想像する時間が、
私はけっこう好きだったりします。
これは、
単なるお買い物ではありません。
日々の暮らしの中に、
ちょっとした彩りを与える、
大切な時間なのです。
そう考えると、
主婦の日常も、
悪くないものですよね。
みなさんは、
今日のお買い物で、
どんな『小さな誘惑』に出会いましたか?
それとも、
私のように、
レジ横で心の中で葛藤したでしょうか。
こういう時間って、
意外と大事なのかもしれません。
明日もまた、
いつものスーパーに行くだけなのですが。
今度はどんな発見があるか、
ちょっと楽しみだったりします。
次は、
あの唐揚げコーナーの前を、
もう少し堂々と、
歩いてみようかな。
そんなことを考えながら、
今日も冷蔵庫の整理をする、
穏やかな休日なのでした。