審判はあっけなく静かに下された。非情なものだ。

昨日は深々と雨がふり、街はいつもの活気を無くしていた。

ボツボツと傘に雨が落ちては流れ、不穏なリズムを刻んだ。地球の小さな循環を感じる。

TVはつまらないものばかりだった、天気予報を何度も着けた。アナウンサーは真面目に義務的に仕事を続けていた。
ロボットの様に口だけを動かしながら。

朝、眼を覚ますとベッドの上だった。
空は昨日とは表情を変え少しばかり暖かかった。


何度も聞いたラジオを聞いた。TVと同じロボットの様だった。

退屈なラジオを聞きながらうとうととしてしまっていた。

その時、一発の銃声が鳴り響いた。


なに者かわからないが逃げ惑う人々、俺も怖くなり逃げた。

しばらくすると落ちつきを取り戻しまたうとうとした。

良かった。ほっとしている自分がいた。

口が寂しかったので酷く粉っぽいキャンディーを口に入れた。紛らわしくらいにはなるだろう。



178対259
赤組の勝利です!!


非情だ。

前世。


不思議な夢を見た。
綺麗な池、ちょうどアライグマラスカルに出てきそうな池。

そのほとりで私は水を飲んでいた。

私は上半身は裸で水浴びもしている。



有ることに気づくだんだんと私の体中の毛と言う毛が濃くなっていた。

水面に写った私の姿を確認しても、毛がモジャモジャだった。

その時、私は思ったこのままではダメだ狼人間になってしまう。


慌てて私は走った。
村一番の医者に観てもらうかシャーマンに話を聞いて貰おう。


しかし、もう遅かった。
森を走っているうちに私は二足歩行から4足歩行に変わっていた。

途中で野うさぎを見たが、危うく襲いそうになってしまったがグッと下唇を噛むつもりがキバが生えてるのでガリッといってしまった。最悪だ。


もうダメだ。
思考もモヤモヤしだした。


ワンッワンッ
ワンワン

バウバウ

うっ…
くそお言葉も…


ろくに
喋れなくなってきたグディーチャム…



くそっ…
早くブリーダーいや
父親に…


会ワンなければ…

血統書付き…


ぐワンッ…








俺は飛び起きた。

ああっ…
夢かぁ

ほっとした。

朝飯を済ませて散歩に出掛けた。


公園に可愛い女の子がいた。
俺はたまらず声をかけた。


「バウッバウッ!!」









俺の前世は人間だったのかなぁ。

また、この季節がやって来た。七夕だ。

天の川は今にも落ちそうできれいだ。


去年は星が本当に落ちてきてしまった。

畑に落ちた星を僕は拾った。
ピカピカと光っていて綺麗だった。

でも家に置く場所が無いので捨てた。

いずれ土に帰り、いい肥料になるだろう。

しかし、それだけではすまなかった。


家に帰って、非常に手が痒くなってきた。山芋も漆も叶わない。


とても痒い。

しかし、両手が痒いので全然かけない。かけるけどかいてる方の手が痒くてつらい。


そんな事を尻目に1年が過ぎた。次の七夕が来たのだ。

もちろん、僕は短冊に『手が痒く無くなりますように』と書いた。


そうして今年も天の川を覗いていた。

今年も落ちてきそうなほど綺麗だ。



するとまた星が落ちてきた。


星かと思えば織姫だった。織姫は自力で起き上がり「すいません、この辺で一番近いATMあるコンビニって分かりますか?」と聞いてきた。答えてあげると400万円を僕のポケットに入れてきた。


手が痒いのが治った。