また、この季節がやって来た。七夕だ。

天の川は今にも落ちそうできれいだ。


去年は星が本当に落ちてきてしまった。

畑に落ちた星を僕は拾った。
ピカピカと光っていて綺麗だった。

でも家に置く場所が無いので捨てた。

いずれ土に帰り、いい肥料になるだろう。

しかし、それだけではすまなかった。


家に帰って、非常に手が痒くなってきた。山芋も漆も叶わない。


とても痒い。

しかし、両手が痒いので全然かけない。かけるけどかいてる方の手が痒くてつらい。


そんな事を尻目に1年が過ぎた。次の七夕が来たのだ。

もちろん、僕は短冊に『手が痒く無くなりますように』と書いた。


そうして今年も天の川を覗いていた。

今年も落ちてきそうなほど綺麗だ。



するとまた星が落ちてきた。


星かと思えば織姫だった。織姫は自力で起き上がり「すいません、この辺で一番近いATMあるコンビニって分かりますか?」と聞いてきた。答えてあげると400万円を僕のポケットに入れてきた。


手が痒いのが治った。