ゆうべの食卓 | 心の片隅

心の片隅

身体のあちこちにガタがきてます
こればっかりは 自分ではどうしようもない
生きてるだけで丸儲け
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ゆうべの食卓 

角田光代 



〈amazon 本の概要〉

ひとりの

二人の

家族の

ささやかであたたかい11の食卓の記憶 


2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。

新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。

恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。

実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。

さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。



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家族はこうあるべきだなんて思う必要はないんだと ひとみははじめて思った。

離婚したことを結麻に申し訳なく思う必要もない。

私たちは おたがいを認め合って 思いやり合って 自分たちの日々を自分らしく生きていけばいいんだと思ったのだった。



前回読んだ〝かんむり〟でも思ったことだけど

夫婦の形は 夫婦の数と同じくらいあるのだろう。

だとしたら 家族の形もしかり。

どの家族の形が正しいかなんて ナンセンス。


キッチンは 家族の平和基地。

食卓で 美味しい食事を頂くだけで 癒される。